国会, 政治活動報告


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国会等の移転に関する特別委員会

第153回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会
平成13年11月21日

○中井委員

自由党の中井です。

石原さん、ごぶさたをしております。あなたの先ほどからのお話を聞いておると、環境庁長官時代のいろいろなことを思い出して、ちっともお変わりになっていないなと懐かしく聞いておりました。

先ほどのお話の、昨年の決議、そしてことしの申し合わせ、違うじゃないかというお話は、私どもにお問い合わせいただければ何でもないことで、昨年五月は私が委員長をしておりまして、そこにおられる永井委員長が民主党の筆頭理事で、二年かけて三候補地を絞り込む、そして東京都と比較対照する、こういうことを委員会として決議いたしました。

これを受けて、どういう審議をするかという中で、理事の間で、東京都を抜きにして三候補地を一カ所に絞り込むという作業は大変難しい、したがって、東京都の御意見もいろいろ聞き、あるいは東京都の実情もいろいろと調べ、その中で三候補地を絞っていく、その絞り方について理事間で申し合わせをしたわけでありまして、私どもから見れば方針を変えたわけでも何でもなく、逆に東京都のいろいろな運動に対して極めて配慮をしたと私どもは考えています。そういう意味で過般東京都へ視察にも行かせていただきました、きょうはお忙しい中お越しを賜りました。東京都さんのおとりになっていらっしゃる対応を私はその二回しか知りませんが。

残念なことに、ああいう対応で御意見を言われるということは、この委員会の中にもかなり首都機能移転については慎重、反対の方がいらっしゃいますが、そういう中でこの賛成者をどんどんとふやしていく方向に動いてしまう、こう心配をしておりますので、東京都も優秀な職員がおられるんでしょうから、十分御連絡をおとりいただき、また資料等もできる限り基礎の数値を合わせていただいておつくりをいただく、こういうことでぜひお願いを申し上げたい。

例えばここに出ておる二十兆、大変貴重な資料をお出しいただいたことは感謝いたしておりますが、二十兆かかるという費用のうち約一兆円は土地代だということになっております。しかし、今三候補地が候補地として残りました大きな理由の一つは、国有地がかなりあって土地買収にほとんどお金がかからない、こういったところで候補地として残ってきたと私どもは理解をいたしているわけでございます。

あるいはまた、国会図書館をつくらなきゃならない、これが抜けている、こう言っておりますが、関西国会図書館というのがもう既につくられかけておりまして、これを使うということになればそれも要らないということもあるわけで、それぞれあるわけですから、一方的に反対のためだけの資料をおつくりにならずに、ぜひ事務局同士、もう少し従来の経過も踏まえられて、冷静な資料をおつくりいただいて、比較対照の資料をお出しいただきたい。

その中でぜひお考えいただきたいのは、依然として首都移転反対だとおっしゃっていらっしゃる、首都移転だと言い続けていらっしゃる。私どもは、首都機能移転ときちっと明確に位置づけてやっている。知事が御提議なすった首都とは何ぞやということは、確かに大変大事なポイントであり、また非常に私どもも気をつけて議論をしていかなきゃならない問題だと思っています。私個人は、元首である天皇陛下のおられるところが首都だ、こう思っております。

逆に、それじゃ今東京都が首都だとおっしゃるんなら、首都というのは二十三区なのか東京都なのか千代田区なのか、それだって何の規定もないことであろう、こういうふうに思いますから、私どもはここのところを首都機能移転だと言いながら議論をし続けている。東京都も早く同じ舞台にお乗りいただいて、それで反対運動とかあるいは資料提出をしていただく、こういったことで、おっしゃるような冷静な議論をしていかなきゃだめだ。

今のままだったら、感情論、すれ違いになっちゃって、国会は、石原慎太郎があんなこと言うんなら、もうそれじゃ首都機能移転決めちゃえという空気になっちゃう。それも天下国家でいけば残念なことだぞ、僕はそう思うんです。

だから、石原知事が、どうぞひとつ事務局にも御命じいただいて、冷静に、また私どもと共通の数値や認識から堂々と反対をされる、他の候補地と比べて東京都はこれだけすごいぞと、こういう議論を展開される、このことを強く要望をいたしておきます。

○石原参考人

何かあなたのおっしゃっていること、よくわからぬがね。

私は、確かに高い声を出したかもしれないけれども、それは冷静に怒っているのでね。

それから、東京の出した資料が冷静さを欠いているというのは、とてもおかしいですね。だったら、国なら国の資料とすり合わせる議論をしたらいいじゃないですか。

○中井委員

しましたが、ちょっと数値が違い過ぎているでしょう。

○石原参考人

いや、違い過ぎるって……。その背景にあるものが違っているんだったら……

○中井委員

いや、基礎が違うじゃないですか。基礎を一緒にしてもらわないとだめだよ。

○石原参考人

だったら、幾らでも今度できますよ。そういう作業をしたらいいじゃないですか、委員会が請求して。

○中井委員

いや、つくってください。あなたの方がつくってよ。あなたの方がお出しになったんでしょう。

○石原参考人

いや、東京が出している。そうしたら二種類のものをつくったらいいじゃないですか。

例えば、人口五十六万に想定するのか、約十万に想定するのか、これだって物が違ってくるでしょう、背景が。二通りの資料をつくったらどうなんですか。

○中井委員

だから、五十六万の想定しかもうなくなっているじゃないですか。東京都が勝手に想定されているだけじゃないですか。

○石原参考人

それなら、十五万と十万でつくりますよ。それで、そのすり合わせをしていただきたい。

それから、首都機能移転、首都移転、これは言葉のあやみたいなようで、実は大事なことでありまして、つまり、首都というものは一体何かという定義を、再三要請をあれしているけれども、法制局を含めてわけのわからない返事しか来ない。それで、辞書を引いても、国家にとっての中枢の機能と。国家にとっての中枢の機能といったら、それはやはり行政、立法、司法でしょう。それをそのまま移せば、あと何が残るんですか。まさに首都機能の移転というのは首都移転じゃないですか。あなた方が移転させようと思ったのは、要するに行政、立法、司法でしょう。これがまさに首都の決定的要因だと辞書にも書いてあって、その三つを持っていって、残ったものは何が東京に残るか知らぬけれども、東京はもはや要するに首都とは言えないでしょう。移ったところが首都になるんだよ。

○中井委員

いや、ならない、それは。

○石原参考人

ああ、では辞書を読んだらいいよ、もう一回ちゃんと。あなたの言っていることはよくわけがわからぬ。

○中井委員

すぐに辞書、辞書と言って、昔から……

○石原参考人

いやいや、そうじゃない。では定義をしてくださいよ、あなた。

○中井委員

それは天皇陛下のおられるところだよ。

○石原参考人

それだけじゃないでしょう。

それでは、元首のない国は何なのですか。元首のない国は大統領がいるか。

○中井委員

世界の首都を定義しているんじゃないですから。日本の首都ですよ。

○石原参考人

ですからね、国家の元首がいるところだけが首都ですか。

○中井委員

そうですよ。

○石原参考人

はあ、それはおかしいな。初めて聞いた定義だね。

○中井委員

それで結構です。その理屈で来ていますから。

結局、首都移転反対と言われ続けるのですか。

○石原参考人

いや、首都機能移転、要するに国家の中枢の機能を移転すれば、首都が動くことになるじゃないですか。

○中井委員

いやいや、違うな。それは違います。そこのところをわざとやられちゃだめだよ。
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