国会, 政治活動報告


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国会等の移転に関する特別委員会

第154回国会 衆議院 国会等の移転に関する特別委員会
平成14年5月31日

午後一時十五分開議

○石原委員長

これより会議を開きます。

国会等の移転に関する件について調査を進めます。

この際、一言申し上げます。

本委員会は、平成二年十一月七日の国会決議を受けて、国会等の移転に関する調査を行うため平成三年八月五日に設置されて以来、今日まで精力的な調査を重ねてまいりました。これまでに、委員会開会は本日を含め百三十三回、参考人意見聴取は延べ八十四人、移転先候補地等への委員派遣ないし視察は延べ二十回に及んでおります。特に、平成十一年十二月の国会等移転審議会の答申後は、移転先三候補地を一カ所に絞り込み、国会等の移転に関する結論を出すべく、理事並びに委員各位が精力的に協議を重ねてきた次第であり、私自身、委員会を預かる責任者として、大いに悩み、検討を続けてまいりました。

本日は、移転先三候補地の絞り込みの期限の目途とされてきました本年五月の最終日でありますことから、全委員一人ずつから、移転先候補地及び絞り込み方法等を含め、国会等の移転に関し、忌憚のない御意見を賜りたいと存じます。

それでは、委員各位におかれましては、委員長の指名に基づき、順次、おおむね三分程度で御発言をお願いいたします。

御発言は、着席のままで結構でございます。

〔略〕

中井理事、お願いします。

○中井委員

自由党の中井洽です。

まず、冒頭、今日まで御努力をいただきました委員長を初め、熱心に委員会でさまざまな議論や視察を繰り返していただきました委員の皆さん方に心から敬意を表します。また、今日まで御協力をいただいた審議会の諸先生、参考人の皆さん、そして地方自治体の関係者の皆さん方にも厚くお礼を申し上げます。

私は、平成二年の国会決議のときも賛成をいたしましたし、また、平成十二年一月から五月までは委員長をいたしまして、二年を目途にその結論を得ることができるよう早急に検討を進めるべきであるという決議案をつくった男でございます。

お隣の共産党さんから先ほど欠陥決議だと言われましたので、これから共産党さんとは物も言う気はありませんが、この決議をめぐって本当に真摯な御議論もいただいた。あのときにああいう決議をつくらなければよかったかな、どうだったかなという思いも、本当にここ二カ月、頭の中を去来いたしております。

ただ、この二十五人のメンバーで首都機能移転、国会移転という候補地を決めるという重大なことを決め切れるか、このことは常に心配をいたしておりまして、決めると言った途端あるいは決めた途端違う動きが出てくる、したがって、かなり慎重にやるべきだ、このことを言い続けてまいりました。

場合によっては、各党代表が入った五十人の大委員会に編成がえをする、こういったことも考え、提言をしたこともございます。また、そういう意味では、全国会議員、特に衆参同時にアンケート調査をして投票をする、その後、委員会で決める、これは実によくできた案であったと今さらながら考えているところでございます。

しかし、事ここに至っては仕方がありません。この上、新しい機関で十分な御協議をいただくようお願いを申し上げる次第であります。

私自身、首都機能移転の候補地について、この機会に申し上げます。

私は、国会等の移転、東京の現行の国会のバックアップセンターとしての移転ならば、栃木・那須地方が最適であろうかと思っています。国家百年の計であるならば、三重・畿央が一番であると確信をいたし、今日まで行動を続けてきたところであります。

いずれにいたしましても、首都機能移転を実現して東京一極集中を排して新しい国をつくる、このことが大事であります。

一極集中の弊害については、もう多くのところで語られてまいりました。一つだけつけ加えますと、過日、高額納税者の番付が発表されました。上位五十人、三十人が東京都であります。こんな国が世界にあるでしょうか。東京一極集中、県庁所在地一極集中、このスタイルを直さないと日本の行政のシステムは変わらない、政治も変わらない、このように考えております。

最後に、三重・畿央につきましては、ことし参議院が、昨年当委員会が御視察をいただきました。ありがとうございます。この御視察をいただきましたところは審議会が調査をなすったところと違う場所でありまして、四府県が新たに提言をいたしました。したがいまして、審議会の答申等には国有地がないと書かれておりますが、八千五百ヘクタールの中に千七百五十ヘクタールの国有地を有すなど、全く違う条件になってまいっております。また、三重県の県民はケーブルテレビの普及率が日本一でありまして、県民一人当たりのブロードバンド普及率も全国一位。こんなことも含めて、新たな観点で御議論をいただけるよう期待をして、私の意見表明といたします。

○石原委員長

ありがとうございます。

〔略〕

本委員会を担う全委員の御意見を承りました。

移転を進めよとの意見が圧倒的多数だったと思います。また、栃木・福島地域の意見が多かったと思いますが、委員各位の御意見を踏まえ、委員長としての考えを述べさせていただきたいと思います。

国会等移転候補地選定という問題は極めて重大な政治問題であるので慎重に扱うべきだとのお考えもございますが、委員会を預かる私としましては、長時間にわたる御熱心な審議を考慮すると、今再び約束をほごにするのは無責任のそしりを免れないと思います。

国会移転問題は国家百年の計と言える大プロジェクトであります。ただいま申し上げました本委員会の意見集約の結果を生かしつつ、その実現に向けて、より真剣な取り組みを進めていくことが重要と存じます。

なお、本日をもちまして私は委員長の職を辞任いたしますが、しばらくの間御協力くださいました皆様方に、厚く御礼を申し上げます。

次回は、公報をもってお知らせすることとし、本日は、これにて散会いたします。

午後二時四十五分散会

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