予算委員会
衆議院 予算委員会
平成13年2月9日
○野呂田委員長
中井洽君。
○中井委員
自由党の中井洽です。
きょうは、民主党さんの御配慮で五分、時間をお譲りいただきまして、一時間二十五分やらせていただきます。したがいまして、私が四十分、いわゆる二つの疑惑問題で質問をし、あと、我が党の鈴木さんや達増君が経済問題その他をやってまいりますので、端的にお答えをいただきますようお願いを申し上げます。
最初に、KSDの事件からお尋ねをいたします。
一昨年の暮れ、一月と、私どもは与党におりました。当時、国土庁長官から私のところへ電話がありまして、国土庁として、首都機能移転の問題について小渕総理の所信の中で一言触れてほしい、こういう願いを上げているけれどもなかなか難しそうだ、自由党としてこれをひとつ後押ししてくれないか、また、中井さんも首都機能移転の熱心な運動者だから、あなたも働きかけてくれ、こういう御要望がありまして、党の藤井幹事長と相談をし、藤井幹事長から自民党さんへ、また私自身から実は青木官房長官へ直接電話をして、何とかこの中に首都機能移転という大事な政策を入れるわけにいかないかと御依頼をいたしました。
しばらくいたしまして、それぞれから御丁重なお断りがございました。それは、小渕内閣の方針として、今回の所信では個々の具体的な政策については言わない、骨太な問題だけを総理の所信としてやるんだ、こういうお断りでありました。私どもはそれを聞いて、それならばやむを得ない、こう言って要求を引き下げたわけでございます。
ところが、一月二十八日でしたか、所信表明演説を聞いておりましたら、突如ものつくり大学という個々個別のことが述べられておる。私はびっくりして、個々個別のことをやっているじゃないかと思わずやじったのを強く覚えているわけでございます。その他はほとんど、実はワールドカップのサッカーの共催以外は個々具体的なことが述べられておりません。そのときに私は一瞬、正直言いまして、ああ村上さん、参議院の法皇と言われるだけあってすさまじいな、こう思ったわけです。正直思いました。
だけれども、今になると、私どももよく知っておるあの額賀君があんなことをやったんだろうか、こう思わざるを得ない残念なことが種々報じられているわけでございます。もしこれが事実だとするならば、総理大臣の所信表明の原稿を金で動かしたという大変な不祥事になる。
額賀さんが文才を用い、橋本元総理、小渕総理の原稿をつくられてきたことは有名な話でございます。私は、額賀さんをよく知っているだけに、こういう疑いを受けただけでも当人にとってはさぞ残念だろう、したがって、小渕さんが亡くなられてだれも真実を語ることができない今、御当人がここへ来てしゃべられるべきだ、政治家として当然の道をとられるべきであるとあえてこの場をおかりして御忠告を申し上げたい。
また、彼はこの千五百万のお金を秘書が預かって机の中へ忘れておったという弁解をしていると聞いています。このことは世間の失笑を買っております。
かつて、鈴木善幸元総理は共和事件で一千万のお金を預かり金として処理されました。このときは、二年間預かり金でありました。私はその当時質問して、床の間へ預かっておったのか金庫へ入れておったのかと申し上げたら、むにゃむにゃとおっしゃっていました。今度は、何か机の中だそうであります。こんな話が世間に通用するわけはありません。しかし、その鈴木善幸さんですら、予算委員会の参考人に出てきて、みずから弁明をしたではありませんか。
また、聞くところによると、額賀さんは、千五百万を秘書に返させたとおっしゃるが、領収書をもらっていない、こういう話であります。
かつて自民党の皆さんは、野党に下られたときに、細川元総理の借金を返した証拠はどこにあるのだと連日言われて、細川さんを証人喚問されたのであります。今なぜ額賀さんの証人喚問を逃げ回られるのか。私は、好漢額賀さんのためにも、ぜひ国民の前で堂々と自分の行為を弁明されるべきだ、このように思いますが、総理はいかがお思いでしょうか。
きょうは、民主党さんの御配慮で五分、時間をお譲りいただきまして、一時間二十五分やらせていただきます。したがいまして、私が四十分、いわゆる二つの疑惑問題で質問をし、あと、我が党の鈴木さんや達増君が経済問題その他をやってまいりますので、端的にお答えをいただきますようお願いを申し上げます。
最初に、KSDの事件からお尋ねをいたします。
一昨年の暮れ、一月と、私どもは与党におりました。当時、国土庁長官から私のところへ電話がありまして、国土庁として、首都機能移転の問題について小渕総理の所信の中で一言触れてほしい、こういう願いを上げているけれどもなかなか難しそうだ、自由党としてこれをひとつ後押ししてくれないか、また、中井さんも首都機能移転の熱心な運動者だから、あなたも働きかけてくれ、こういう御要望がありまして、党の藤井幹事長と相談をし、藤井幹事長から自民党さんへ、また私自身から実は青木官房長官へ直接電話をして、何とかこの中に首都機能移転という大事な政策を入れるわけにいかないかと御依頼をいたしました。
しばらくいたしまして、それぞれから御丁重なお断りがございました。それは、小渕内閣の方針として、今回の所信では個々の具体的な政策については言わない、骨太な問題だけを総理の所信としてやるんだ、こういうお断りでありました。私どもはそれを聞いて、それならばやむを得ない、こう言って要求を引き下げたわけでございます。
ところが、一月二十八日でしたか、所信表明演説を聞いておりましたら、突如ものつくり大学という個々個別のことが述べられておる。私はびっくりして、個々個別のことをやっているじゃないかと思わずやじったのを強く覚えているわけでございます。その他はほとんど、実はワールドカップのサッカーの共催以外は個々具体的なことが述べられておりません。そのときに私は一瞬、正直言いまして、ああ村上さん、参議院の法皇と言われるだけあってすさまじいな、こう思ったわけです。正直思いました。
だけれども、今になると、私どももよく知っておるあの額賀君があんなことをやったんだろうか、こう思わざるを得ない残念なことが種々報じられているわけでございます。もしこれが事実だとするならば、総理大臣の所信表明の原稿を金で動かしたという大変な不祥事になる。
額賀さんが文才を用い、橋本元総理、小渕総理の原稿をつくられてきたことは有名な話でございます。私は、額賀さんをよく知っているだけに、こういう疑いを受けただけでも当人にとってはさぞ残念だろう、したがって、小渕さんが亡くなられてだれも真実を語ることができない今、御当人がここへ来てしゃべられるべきだ、政治家として当然の道をとられるべきであるとあえてこの場をおかりして御忠告を申し上げたい。
また、彼はこの千五百万のお金を秘書が預かって机の中へ忘れておったという弁解をしていると聞いています。このことは世間の失笑を買っております。
かつて、鈴木善幸元総理は共和事件で一千万のお金を預かり金として処理されました。このときは、二年間預かり金でありました。私はその当時質問して、床の間へ預かっておったのか金庫へ入れておったのかと申し上げたら、むにゃむにゃとおっしゃっていました。今度は、何か机の中だそうであります。こんな話が世間に通用するわけはありません。しかし、その鈴木善幸さんですら、予算委員会の参考人に出てきて、みずから弁明をしたではありませんか。
また、聞くところによると、額賀さんは、千五百万を秘書に返させたとおっしゃるが、領収書をもらっていない、こういう話であります。
かつて自民党の皆さんは、野党に下られたときに、細川元総理の借金を返した証拠はどこにあるのだと連日言われて、細川さんを証人喚問されたのであります。今なぜ額賀さんの証人喚問を逃げ回られるのか。私は、好漢額賀さんのためにも、ぜひ国民の前で堂々と自分の行為を弁明されるべきだ、このように思いますが、総理はいかがお思いでしょうか。
○森内閣総理大臣
今の中井さんのお話を伺っておりますと、あたかも額賀さんが演説の草稿に手を入れたというような御想定での御質問だと思います。ですからこそ、はっきりされた方がいい、友人としてもそう思う、こういうことだろうと思いますから、よく御主張はわかります。
そこで、額賀さんも、まず政治倫理審査会があるではないですか、そこで話させてください、御本人がそうおっしゃっておられるわけですから、やはりその手続をしてあげることがまず最初とるべき方法だろう、私はそう思います。
この政治倫理審査会ができた経緯も、中井さんは御存じだと思いますが、証人喚問というものをやってみて、これはハウスの組織だから今の私の立場でとやかく言うべきではありませんが、いろいろなことがあって、何度かやってみて、そして、やはりこれは政治倫理審査会でまず一遍やる方がいいではないかということから、これは何も自民党だけでつくった仕組みじゃないわけでありまして、与野党みんなで合意をしてこの政治倫理審査会というのをつくって、残念ながらそれを一回も使われていないような気がするのです。
額賀さんが今そう言って、そこでまずやってくださいと申し入れられれば、御本人が希望されることをまず受けてあげるということが私は大事じゃないかなと思います。
そこで、額賀さんも、まず政治倫理審査会があるではないですか、そこで話させてください、御本人がそうおっしゃっておられるわけですから、やはりその手続をしてあげることがまず最初とるべき方法だろう、私はそう思います。
この政治倫理審査会ができた経緯も、中井さんは御存じだと思いますが、証人喚問というものをやってみて、これはハウスの組織だから今の私の立場でとやかく言うべきではありませんが、いろいろなことがあって、何度かやってみて、そして、やはりこれは政治倫理審査会でまず一遍やる方がいいではないかということから、これは何も自民党だけでつくった仕組みじゃないわけでありまして、与野党みんなで合意をしてこの政治倫理審査会というのをつくって、残念ながらそれを一回も使われていないような気がするのです。
額賀さんが今そう言って、そこでまずやってくださいと申し入れられれば、御本人が希望されることをまず受けてあげるということが私は大事じゃないかなと思います。
○中井委員
お話はわからないわけではありませんが、総理、反論も結構ですが、十分間違えずにお互い言い合わないと。政治倫理審査会が一回も使われたことはない、そんなことはないので、山崎さんも加藤さんもお出になっておられます。
しかし、それは、私どもが質問もできなければ証言法に基づく偽証罪ということも適用できないやり方、そういったことを含めて私どもは言っているのであって、このことを御理解いただいて、ぜひこの予算審議の最中、予算委員会で、私は彼が堂々とおやりになることを強く望んでおきます。
もう一つ、この事件に関して皆さんにお考えをいただきたいことがあります。それは、また今回、このお金を預かって返したのは私設秘書だ、この問題であります。
昨年、たび重なる不祥事によって、各党が、いろいろいろいろ経過はありましたけれども、あっせん利得罪というのを議員立法で出し合って、一週間にわたって論議をして、今、法律が成立をいたしております。私は野党案の提出者でございます。
このときに、いろいろ違いはありましたけれども、そう開いているわけではない。私ども野党は、与党案を丸のみするから、ただ一つ、私設秘書を対象に入れた方がいいですよ、このことをやかましく申しました。
採決の日に、東京の保証協会に絡んで国会議員の私設秘書が逮捕された。しかし、私設秘書はあっせん収賄罪においても対象とされていないから、この私設秘書がお金を受け取って、私設秘書が陳情事を処理しても、あっせん利得にならない、またあっせん収賄にならない。したがって、あそこで捕まったのは、たしか出資法違反共犯という、何かわけのわからないところで警察も処理をせざるを得なかったわけでございます。
数千人いらっしゃるという地方議員の秘書を含めて、この私設秘書を、私は、あっせん利得罪の対象と当然すべきだ、今回の事件にもかんがみて。今国会に私ども野党は再び、前国会に引き続いて修正案を出しますので。きのうの野田聖子さんは大変いいことを言われた。どんどん直していけばいいんだと。総理も、一歩一歩やりましょう、こういうふうにお答えになられました。こういう事件があるたびに少しずつ自戒の度を深めていく、このことが政治に対する信頼回復につながるんだと私は思います。
そういう意味で、私どもは、あっせん利得罪の修正案、私設秘書を対象者に入れる、こういったことを提出いたしますので、ぜひ自民党さんも協力をしてほしい、このように思いますので、要望をいたしておきます。
今回のこのKSDの事件、先ほどから民主党さんが、二日間にわたって延々ときめ細かくおやりになりました。私どもは、それを繰り返すつもりはありません。
ものつくり大学、僕は、おつくりになったら結構だ、立派な大学としてやってくれたらいい、こう思っています。物つくりをみんなで、自民党さんがお進めになった、これもこれで結構だ。ただ、問題は、そのことによって、お金を自分たちの政治資金として、あるいは大変失礼だけれども党費としてお集めになるというやり方が世間から非難を浴びているんだ、ここのことをお考えにならなきゃならない。まして、そのお金は、中小企業、零細の経営者の皆さん方が、自分たちの共済ということで月々二千円お払いになっている。政治献金なんかに使われる、自民党に献金するなんて思ってもいない形でやられたお金、ここのところを私は怒っているのであります。
大変失礼でありますが、他人事のように言われますが、自民党の参議院の比例区をずっといろいろ見ていますと、順番がどうも党員の数、すなわち党本部に入ったお金の数で決まっている傾向が強い。村上さん、平成十年の参議院選挙、二番であります。去年、党費立てかえ事件で大臣をお退きになりました久世さん、十四番、最下位当選。久世さんは一億ちょっとで、村上さんは三億近くの党費を集めたから、大体これで一番と十四番かと、間をずっと、御寄附なすった、あるいは党員の数等を調べると、大体順番が見えてくる。特定郵便局長さんの大樹の会、土改連、看護婦後援会、JRのときわ会、いろいろ全部あります。
これは、自民党さんが、参議院の比例区の順番を決められずに、団体、そういったところからみんな党費を集めさせて、その党費の多寡で順番を決めておった、このことが問題になっているのではないでしょうか。総理、いかがですか。
しかし、それは、私どもが質問もできなければ証言法に基づく偽証罪ということも適用できないやり方、そういったことを含めて私どもは言っているのであって、このことを御理解いただいて、ぜひこの予算審議の最中、予算委員会で、私は彼が堂々とおやりになることを強く望んでおきます。
もう一つ、この事件に関して皆さんにお考えをいただきたいことがあります。それは、また今回、このお金を預かって返したのは私設秘書だ、この問題であります。
昨年、たび重なる不祥事によって、各党が、いろいろいろいろ経過はありましたけれども、あっせん利得罪というのを議員立法で出し合って、一週間にわたって論議をして、今、法律が成立をいたしております。私は野党案の提出者でございます。
このときに、いろいろ違いはありましたけれども、そう開いているわけではない。私ども野党は、与党案を丸のみするから、ただ一つ、私設秘書を対象に入れた方がいいですよ、このことをやかましく申しました。
採決の日に、東京の保証協会に絡んで国会議員の私設秘書が逮捕された。しかし、私設秘書はあっせん収賄罪においても対象とされていないから、この私設秘書がお金を受け取って、私設秘書が陳情事を処理しても、あっせん利得にならない、またあっせん収賄にならない。したがって、あそこで捕まったのは、たしか出資法違反共犯という、何かわけのわからないところで警察も処理をせざるを得なかったわけでございます。
数千人いらっしゃるという地方議員の秘書を含めて、この私設秘書を、私は、あっせん利得罪の対象と当然すべきだ、今回の事件にもかんがみて。今国会に私ども野党は再び、前国会に引き続いて修正案を出しますので。きのうの野田聖子さんは大変いいことを言われた。どんどん直していけばいいんだと。総理も、一歩一歩やりましょう、こういうふうにお答えになられました。こういう事件があるたびに少しずつ自戒の度を深めていく、このことが政治に対する信頼回復につながるんだと私は思います。
そういう意味で、私どもは、あっせん利得罪の修正案、私設秘書を対象者に入れる、こういったことを提出いたしますので、ぜひ自民党さんも協力をしてほしい、このように思いますので、要望をいたしておきます。
今回のこのKSDの事件、先ほどから民主党さんが、二日間にわたって延々ときめ細かくおやりになりました。私どもは、それを繰り返すつもりはありません。
ものつくり大学、僕は、おつくりになったら結構だ、立派な大学としてやってくれたらいい、こう思っています。物つくりをみんなで、自民党さんがお進めになった、これもこれで結構だ。ただ、問題は、そのことによって、お金を自分たちの政治資金として、あるいは大変失礼だけれども党費としてお集めになるというやり方が世間から非難を浴びているんだ、ここのことをお考えにならなきゃならない。まして、そのお金は、中小企業、零細の経営者の皆さん方が、自分たちの共済ということで月々二千円お払いになっている。政治献金なんかに使われる、自民党に献金するなんて思ってもいない形でやられたお金、ここのところを私は怒っているのであります。
大変失礼でありますが、他人事のように言われますが、自民党の参議院の比例区をずっといろいろ見ていますと、順番がどうも党員の数、すなわち党本部に入ったお金の数で決まっている傾向が強い。村上さん、平成十年の参議院選挙、二番であります。去年、党費立てかえ事件で大臣をお退きになりました久世さん、十四番、最下位当選。久世さんは一億ちょっとで、村上さんは三億近くの党費を集めたから、大体これで一番と十四番かと、間をずっと、御寄附なすった、あるいは党員の数等を調べると、大体順番が見えてくる。特定郵便局長さんの大樹の会、土改連、看護婦後援会、JRのときわ会、いろいろ全部あります。
これは、自民党さんが、参議院の比例区の順番を決められずに、団体、そういったところからみんな党費を集めさせて、その党費の多寡で順番を決めておった、このことが問題になっているのではないでしょうか。総理、いかがですか。
○森内閣総理大臣
ちょっと中井さん、恐縮ですが、その資料を……。
私は前、久世議員のときにも、この国会の場所で申し上げたと思いますが、参議院の比例の順位をつけるのは、我が党は非常に細かな細目をいろいろつくっているのです。当然なことでありますが、例えば、本会議に何回出ているとか、委員会にどれだけ出たかとか、地方の応援、演説、講演にどれだけ出たかと、実に細かくつくっております。それを全部点数にきちっとしているのです。
党員は一応二万名というふうにしました。ただし、今回のことがありましたので、これはやめました。しかし、一応、そのようにやるとどうしてもやはりそのことが、多寡になるということであおってはいかぬということで、そういう数で物を決めないでおきましょうということでやっていました。
ですから、これで見ますと、何か今、票の、組織の、とりそうな人の名前だけぽっぽっと挙げられましたけれども、そのときの順番を、前回を見ましても、やはり上の方にはそういう方でない方は随分いらっしゃいますよ。それは申し上げてもいいですよ。例えば橋本聖子さんなんか、そんなものとれますか。二万人の党員なんかとれますか。そうでしょう。
ですから、そんなふうに決めつけたお話をされると、やはり我が党としては大変残念なことでありまして、本当に細かく、特に後援会などは、業者に頼んで無作為に電話をかけて全部調査しているのです。その点数もとっているわけですから、どうぞそういうふうにも理解をしておいていただきたいと思います。
私は前、久世議員のときにも、この国会の場所で申し上げたと思いますが、参議院の比例の順位をつけるのは、我が党は非常に細かな細目をいろいろつくっているのです。当然なことでありますが、例えば、本会議に何回出ているとか、委員会にどれだけ出たかとか、地方の応援、演説、講演にどれだけ出たかと、実に細かくつくっております。それを全部点数にきちっとしているのです。
党員は一応二万名というふうにしました。ただし、今回のことがありましたので、これはやめました。しかし、一応、そのようにやるとどうしてもやはりそのことが、多寡になるということであおってはいかぬということで、そういう数で物を決めないでおきましょうということでやっていました。
ですから、これで見ますと、何か今、票の、組織の、とりそうな人の名前だけぽっぽっと挙げられましたけれども、そのときの順番を、前回を見ましても、やはり上の方にはそういう方でない方は随分いらっしゃいますよ。それは申し上げてもいいですよ。例えば橋本聖子さんなんか、そんなものとれますか。二万人の党員なんかとれますか。そうでしょう。
ですから、そんなふうに決めつけたお話をされると、やはり我が党としては大変残念なことでありまして、本当に細かく、特に後援会などは、業者に頼んで無作為に電話をかけて全部調査しているのです。その点数もとっているわけですから、どうぞそういうふうにも理解をしておいていただきたいと思います。
○中井委員
二十名近い比例区の候補者をお立てになるのですから、一番に東大の総長をお持ちになったり、お話しの橋本聖子さんを入れたり、そういう御工夫があることは、それは各党あるでしょう。しかし、あなたのところの歴代出されている組織出身、こういう人たちの順番というのは、大体私の申し上げたようなことで結果としてなっているのじゃないでしょうか。
いろいろとおありだと。しかし、それは、本会議への出席だ、委員会でどうだ何だといったって、新人のときはそんなの入らないのでしょう。だから、そういったことを含めて、この自民党の体質が問われているのだと私は思います。
今回もうやめたからいいじゃないかとおっしゃるけれども、要するに、お金を集めてそれで順番を決めるやり方が、久世問題とそれからこのKSD問題で通じなくなってきたから、無理やり参議院の選挙制度を変えた、このやり方じゃないですか。せっかく政党名を書く選挙に国民もなじんできて、金のかからない選挙にしようと言っていたのに、また昔の金のかかる選挙に戻しちゃう、この勝手さ。ここのところは自民党は反省すべきである、私はこのように思っています。
その中で、一つ坂口大臣に、突然お尋ねで恐縮でございますが、昨年の総選挙の前日に、後でまたお見せをいたしますが、私ども三重県では、三重県の生活部長さんが、厚生省から通達が来たといって、消費生活協同組合やらいろいろなところへ、選挙運動をやるな、こういう通達を出しておる。これは当たり前といえば当たり前。
しかし、これが違うのです。
それでは、労働省はKSDに選挙運動をやるなと一回でも通達を出したことがあるのか。皆さん方を応援しておる団体には一切出さない。野党を応援しそうな団体には、選挙の間際に県を通じて、政治的中立を守れとおやりになる。このことが、選挙を大変ゆがめている、そして組織選挙で役所を使っての選挙が行われるもとになっていると私は思っています。
私も、親子四十年、悪いですが自民党の方とずっと一騎打ちで戦っていますから、どんなやり方をしているか、あなたらよりかよく知っています。悪いけれども、知っています。そういう選挙が今の日本の政治をゆがめていると私は申し上げております。
そういう意味で、今回私どもは野党で、役所を使った選挙、権力を使った選挙、こういったことに対して監視団をつくる、こういうことにいたしました。ぜひとも国民の皆さん方も、今回のKSD事件で、本当にこういう政治、選挙のやり方というのは間違っているんだ、団体で会費を立てかえ、党費を払い、そして自民党を推薦するんだ、こういうやり方、ここら辺をそれぞれが個人個人で御判断いただく、そういう政治風土に変わっていくことを私は強く望んでいきたいし、また、今度の選挙においてこういう一方的な通達ということが役所から出されないように強く要望をいたしておきます。
もう一つ、坂口先生に一つお答えをいただきたいことは、KSD事件はこれで終わりますが、労働省が、先生がちょうど大臣のときの平成五年に立入検査をなさった。その後十二年まで立入検査をしていない。この間たびたびと古関理事長を指導されているようでありますが、どうして、配当をもっとふやせ、還付しろと、三割しかほとんど共済事業に使っていない。ほかのいろいろな各種団体は、利益が上がれば還付するんですね。還付せずにほかのところへ使いまくっている。
これからもKSDは古関さんを切ってやっていかすようでありますが、それならば当然もっと還付さすべきである。還付をさせずに労働省の役人ばかりが天下っていく、こういうやり方というのは余りよくない、私はこう考えています。そういう意味でお考えを承ります。
いろいろとおありだと。しかし、それは、本会議への出席だ、委員会でどうだ何だといったって、新人のときはそんなの入らないのでしょう。だから、そういったことを含めて、この自民党の体質が問われているのだと私は思います。
今回もうやめたからいいじゃないかとおっしゃるけれども、要するに、お金を集めてそれで順番を決めるやり方が、久世問題とそれからこのKSD問題で通じなくなってきたから、無理やり参議院の選挙制度を変えた、このやり方じゃないですか。せっかく政党名を書く選挙に国民もなじんできて、金のかからない選挙にしようと言っていたのに、また昔の金のかかる選挙に戻しちゃう、この勝手さ。ここのところは自民党は反省すべきである、私はこのように思っています。
その中で、一つ坂口大臣に、突然お尋ねで恐縮でございますが、昨年の総選挙の前日に、後でまたお見せをいたしますが、私ども三重県では、三重県の生活部長さんが、厚生省から通達が来たといって、消費生活協同組合やらいろいろなところへ、選挙運動をやるな、こういう通達を出しておる。これは当たり前といえば当たり前。
しかし、これが違うのです。
それでは、労働省はKSDに選挙運動をやるなと一回でも通達を出したことがあるのか。皆さん方を応援しておる団体には一切出さない。野党を応援しそうな団体には、選挙の間際に県を通じて、政治的中立を守れとおやりになる。このことが、選挙を大変ゆがめている、そして組織選挙で役所を使っての選挙が行われるもとになっていると私は思っています。
私も、親子四十年、悪いですが自民党の方とずっと一騎打ちで戦っていますから、どんなやり方をしているか、あなたらよりかよく知っています。悪いけれども、知っています。そういう選挙が今の日本の政治をゆがめていると私は申し上げております。
そういう意味で、今回私どもは野党で、役所を使った選挙、権力を使った選挙、こういったことに対して監視団をつくる、こういうことにいたしました。ぜひとも国民の皆さん方も、今回のKSD事件で、本当にこういう政治、選挙のやり方というのは間違っているんだ、団体で会費を立てかえ、党費を払い、そして自民党を推薦するんだ、こういうやり方、ここら辺をそれぞれが個人個人で御判断いただく、そういう政治風土に変わっていくことを私は強く望んでいきたいし、また、今度の選挙においてこういう一方的な通達ということが役所から出されないように強く要望をいたしておきます。
もう一つ、坂口先生に一つお答えをいただきたいことは、KSD事件はこれで終わりますが、労働省が、先生がちょうど大臣のときの平成五年に立入検査をなさった。その後十二年まで立入検査をしていない。この間たびたびと古関理事長を指導されているようでありますが、どうして、配当をもっとふやせ、還付しろと、三割しかほとんど共済事業に使っていない。ほかのいろいろな各種団体は、利益が上がれば還付するんですね。還付せずにほかのところへ使いまくっている。
これからもKSDは古関さんを切ってやっていかすようでありますが、それならば当然もっと還付さすべきである。還付をさせずに労働省の役人ばかりが天下っていく、こういうやり方というのは余りよくない、私はこう考えています。そういう意味でお考えを承ります。
○坂口国務大臣
二点ございました。
最初の政治活動の方でございますが、KSDに対しましては、本来の業務に専念をし、そして、他のそうした政治活動等についてはこれから慎むということを前提にして、今改革を重ねているところでございます。以後、そのように指導したいというふうに思っております。
それから、もう一つの配当の問題でございますが、これは平成五年に第一回の立ち入りをいたしておりますが、このときの立ち入りは、現在問題になっておりますようなことは起こっていないときでございまして、業務内容のことについての立ち入りでございました。したがいまして、これは、そうしたことも総体的に含めて、業務内容をもう少し適正にするようにという内容のものでございました。
それから後の八年、九年、十年の口頭指導でございますけれども、この辺のところは多少現在の問題に絡んでまいりまして、もう少しKSDからKSD豊明会へ出ている金の使途を明確にしろとか、そういうことを指摘したところでございます。
そうしたことで我々の方はしてきたわけでございますが、我々のこの指導が十分であったというふうに決して思っているわけではございません。これから細かく目を配りまして、そして指導していくような体制も整えたところでございます。
最初の政治活動の方でございますが、KSDに対しましては、本来の業務に専念をし、そして、他のそうした政治活動等についてはこれから慎むということを前提にして、今改革を重ねているところでございます。以後、そのように指導したいというふうに思っております。
それから、もう一つの配当の問題でございますが、これは平成五年に第一回の立ち入りをいたしておりますが、このときの立ち入りは、現在問題になっておりますようなことは起こっていないときでございまして、業務内容のことについての立ち入りでございました。したがいまして、これは、そうしたことも総体的に含めて、業務内容をもう少し適正にするようにという内容のものでございました。
それから後の八年、九年、十年の口頭指導でございますけれども、この辺のところは多少現在の問題に絡んでまいりまして、もう少しKSDからKSD豊明会へ出ている金の使途を明確にしろとか、そういうことを指摘したところでございます。
そうしたことで我々の方はしてきたわけでございますが、我々のこの指導が十分であったというふうに決して思っているわけではございません。これから細かく目を配りまして、そして指導していくような体制も整えたところでございます。
○中井委員
KSD事件はまた後刻やりますが、もう一つ、財務大臣にぜひお調べを賜りたいと思います。
平成七年にKSDが突如、大蔵省告示の中で保証業務をやれるようになっているんですね。そして、この保証業務をほとんどやっていない。このときに、近畿のKSDとどうも東京のこのKSDがエリアを分けた。そして、そのエリアを分けたことによって、東北や北海道や北陸へ、あるいは東海へ進出した。近畿は中国と西日本、こういう形になって、今、九州では信金がフルハップ、そして地銀等がKSDということでとり合いをやっている。
このときに、もともと応援した東京都の信用金庫は、どうもKSDが地銀や都銀とつき合い始めて信用金庫とやらないのはけしからぬといって、自分たちで独立して団体をちょっとつくったけれども、今余り大きくなっていない。この中で、にわかに大蔵省告示でそんなことが出てくる。これは一体何なんだろう。また、そういうときに、各地の信用金庫あるいは信用金庫協会、そこらへずっとあいさつへ行くのに、大体、大蔵省OBが、当時の方が行っていらっしゃる。
こんなことを含めてきょうは聞きたかったのですが、時間の関係がございますので、次回お尋ねいたしますので、御調査をいただきますようお願いをいたします。いいですか。
平成七年にKSDが突如、大蔵省告示の中で保証業務をやれるようになっているんですね。そして、この保証業務をほとんどやっていない。このときに、近畿のKSDとどうも東京のこのKSDがエリアを分けた。そして、そのエリアを分けたことによって、東北や北海道や北陸へ、あるいは東海へ進出した。近畿は中国と西日本、こういう形になって、今、九州では信金がフルハップ、そして地銀等がKSDということでとり合いをやっている。
このときに、もともと応援した東京都の信用金庫は、どうもKSDが地銀や都銀とつき合い始めて信用金庫とやらないのはけしからぬといって、自分たちで独立して団体をちょっとつくったけれども、今余り大きくなっていない。この中で、にわかに大蔵省告示でそんなことが出てくる。これは一体何なんだろう。また、そういうときに、各地の信用金庫あるいは信用金庫協会、そこらへずっとあいさつへ行くのに、大体、大蔵省OBが、当時の方が行っていらっしゃる。
こんなことを含めてきょうは聞きたかったのですが、時間の関係がございますので、次回お尋ねいたしますので、御調査をいただきますようお願いをいたします。いいですか。
○宮澤国務大臣
承知いたしました。
○中井委員
それでは次に、いわゆる機密費の問題をお尋ねいたします。
河野さんの責任問題がいろいろ言われて、御自分の代だけではないという思いもあって、大変悔しい思いでの御答弁が私どもにうかがわれるわけでございます。これは外務省の責任者としてだけの責任追及ということを私どもはやっているわけではありません。一番残念なのは、余りにもずさんな調査だ、その調査をみずからお認めになって、それを発表して、後は告訴された、このことが、私は一番責任者としてどうであったかと言わざるを得ません。
例えば、あの報告書、上がってきて、ごらんになったと思うのですね。そのときに、五千数百万のあれだけで、どうして、もうこれで結構だと出して、後は告訴しようという形にされたのか、私どもはわかりません。
例えば、あれをぱらぱらぱらっと見たときに、河野外務大臣は、まあ、ここの中では一番馬については詳しい大臣でしょう。馬十三頭買うておるんですよ。馬十三頭、平均二年、一年と飼っていて、かいば料は要らぬのですか、飼育料。あれ、一頭三十五万か四十万するんだそうですね、厩舎によって。十三頭、ざっと計算したら一億ですよ。賞金何ぼ稼いだんだといったら、四百万ぐらい。(発言する者あり)ああ、一千万。そうすると、残り九千万ぐらいはどこから払っておるんだ、それも君、外務省、調べたのかとおっしゃっていない、例えばね。
それからもう一つは、これは僕はどうしてもわからない、外務省に聞いても言わないものですから。松尾室長が持って帰って払っておったお金は、外務省の方の差額だけなのか、外務大臣以下、外務省の首相に随行された方のホテル代、飲み食いの代金も一緒なのか。
そうすると、外務省の大臣の旅費や個々の方々の日当、旅費はどうなっておるのか、これをお答えにならない。松尾室長が払っておったのか、個々なのか。そこらを含めて、二つお答えいただきます。
河野さんの責任問題がいろいろ言われて、御自分の代だけではないという思いもあって、大変悔しい思いでの御答弁が私どもにうかがわれるわけでございます。これは外務省の責任者としてだけの責任追及ということを私どもはやっているわけではありません。一番残念なのは、余りにもずさんな調査だ、その調査をみずからお認めになって、それを発表して、後は告訴された、このことが、私は一番責任者としてどうであったかと言わざるを得ません。
例えば、あの報告書、上がってきて、ごらんになったと思うのですね。そのときに、五千数百万のあれだけで、どうして、もうこれで結構だと出して、後は告訴しようという形にされたのか、私どもはわかりません。
例えば、あれをぱらぱらぱらっと見たときに、河野外務大臣は、まあ、ここの中では一番馬については詳しい大臣でしょう。馬十三頭買うておるんですよ。馬十三頭、平均二年、一年と飼っていて、かいば料は要らぬのですか、飼育料。あれ、一頭三十五万か四十万するんだそうですね、厩舎によって。十三頭、ざっと計算したら一億ですよ。賞金何ぼ稼いだんだといったら、四百万ぐらい。(発言する者あり)ああ、一千万。そうすると、残り九千万ぐらいはどこから払っておるんだ、それも君、外務省、調べたのかとおっしゃっていない、例えばね。
それからもう一つは、これは僕はどうしてもわからない、外務省に聞いても言わないものですから。松尾室長が持って帰って払っておったお金は、外務省の方の差額だけなのか、外務大臣以下、外務省の首相に随行された方のホテル代、飲み食いの代金も一緒なのか。
そうすると、外務省の大臣の旅費や個々の方々の日当、旅費はどうなっておるのか、これをお答えにならない。松尾室長が払っておったのか、個々なのか。そこらを含めて、二つお答えいただきます。
○河野国務大臣
いろいろお尋ねでございますが、まず、第一勧銀の二つの口座だけ調べて五千数百万の……(中井委員「どうしてかいば料を言わなかったのかということ」と呼ぶ)かいば料の話から申し上げれば、不正に公金が使われたと我々が思っているあの期間に、松尾元室長が購入をした馬というのは、たしか四頭だったと思います。それ以外の馬は、その後か前かちょっとよくわかりませんが、我々が調べて告発をしようと確認をした時期に松尾元室長が買った競走馬は、たしか三頭か四頭だったと思います。もし正確に……(中井委員「いや、いいですよ」と呼ぶ)それで、かいば料の問題は、我々は口座の中から支出をされているという確認はできませんでした。
それから、最後にお尋ねの問題は、松尾要人外国訪問支援室が行います仕事は、総理大臣の外国出張であって、外務大臣その他の外国出張ではございません。したがって、総理大臣の外国出張に伴う仕事だけが松尾君の仕事でございました。
それから、最後にお尋ねの問題は、松尾要人外国訪問支援室が行います仕事は、総理大臣の外国出張であって、外務大臣その他の外国出張ではございません。したがって、総理大臣の外国出張に伴う仕事だけが松尾君の仕事でございました。
○中井委員
よく聞いてください。総理大臣が四十六回あの間に海外へ行かれて、四十五回松尾さんがついていって、そして松尾さんは差額を受け取った、こう言っているわけですね。
そうすると、その差額というのは、外務大臣、外務省の偉いさんを含めて、三十人から六十人行くのでしょう、多いときは。その人たちのふだんの規定の旅費と、総理大臣がいいホテルへお泊まりになるから、その差額があるから、その差額を引く。その差額だけを松尾室長が持っていって払ったのか、外務大臣以下外務省のそれぞれ個人の出張の費用を松尾が持って一緒に払ったのか、何なんだ、こう聞いたわけです。ちゃんと答えてください。
そうすると、その差額というのは、外務大臣、外務省の偉いさんを含めて、三十人から六十人行くのでしょう、多いときは。その人たちのふだんの規定の旅費と、総理大臣がいいホテルへお泊まりになるから、その差額があるから、その差額を引く。その差額だけを松尾室長が持っていって払ったのか、外務大臣以下外務省のそれぞれ個人の出張の費用を松尾が持って一緒に払ったのか、何なんだ、こう聞いたわけです。ちゃんと答えてください。
○河野国務大臣
そこはお尋ねが非常に難しいお尋ねをされまして、今申し上げたように、松尾支援室元室長のやりました仕事は総理の外国訪問でございまして、その総理の外国訪問の一行の中に、もし外務大臣がその一行に加わっている、つまり随員の一人になっているということであれば、これはその対象になる。しかし、外務大臣の外国訪問では松尾室長の仕事ではないということを申し上げたんです。
○中井委員
そうすると、差額じゃないですね、今のお話だと。(河野国務大臣「差額です」と呼ぶ)それは違う。あなたは、総理大臣の外国訪問なら松尾の仕事だ、こう言うんですね。だから、それは総理大臣の外国訪問であれ、外務省の人は旅費、日当というのが出るんでしょう。だから、それも松尾室長が預かって一緒にやったのか、どっちなんだと聞いているんです。それを答えてくれないというのはわからないな。
○河野国務大臣
失礼しました。
松尾支援室が行いました仕事は、調査によりますと、差額を支払うということをやっておりました。それで……(中井委員「差額だけですね」と呼ぶ)差額でございます。ただし、場合によって宿泊料を払ったこともあります。それは……(中井委員「そんな、場合とそのときと」と呼ぶ)いえいえ、それは、ちょっと聞いていただきたいんです。(発言する者あり)違います。それは、そうではなくて、お預かりをして持ってまいったのは差額代でございます。ただし、ホテルで実際の支払いをいたしますときには、一行はもう出発してしまいますから、残って支払いを行ったということがあるということを申し上げているんです。
松尾支援室が行いました仕事は、調査によりますと、差額を支払うということをやっておりました。それで……(中井委員「差額だけですね」と呼ぶ)差額でございます。ただし、場合によって宿泊料を払ったこともあります。それは……(中井委員「そんな、場合とそのときと」と呼ぶ)いえいえ、それは、ちょっと聞いていただきたいんです。(発言する者あり)違います。それは、そうではなくて、お預かりをして持ってまいったのは差額代でございます。ただし、ホテルで実際の支払いをいたしますときには、一行はもう出発してしまいますから、残って支払いを行ったということがあるということを申し上げているんです。
○中井委員
時間がありませんから、次にまた何回でも尋ねますけれども。
そうしますと、内閣の御一行は、総理の旅費、官房長官の旅費、宿泊というのが予算にあるわけです。今回の、松尾室長に九億何千万、六年間で渡しておったものの中に、正規の総理の旅費あるいは宿泊費、官房副長官の旅費等が、あるいは随行の秘書官の旅費等が入っておって松尾室長に渡したのか、または別で払ったのか、どっちですか。
そうしますと、内閣の御一行は、総理の旅費、官房長官の旅費、宿泊というのが予算にあるわけです。今回の、松尾室長に九億何千万、六年間で渡しておったものの中に、正規の総理の旅費あるいは宿泊費、官房副長官の旅費等が、あるいは随行の秘書官の旅費等が入っておって松尾室長に渡したのか、または別で払ったのか、どっちですか。
○河野国務大臣
申しわけありません……(中井委員「指名していません」と呼ぶ)いや、委員長から指名をいただきました。(中井委員「僕は聞いていません。僕は今、内閣に聞いたんです。訂正するなら、ちゃんと僕に断って訂正してください。だめです、そんなの。あなた、何回間違えた答弁すれば気が済むんだ」と呼ぶ)訂正をさせていただきます。(中井委員「僕にちゃんと断ってください」と呼ぶ)ですから、訂正をさせていただきます。(発言する者あり)
○野呂田委員長
ちょっと、不規則発言はやめてください。
どうぞ。
どうぞ。
○河野国務大臣
大変申しわけない、大事なところを間違えた答弁をいたしました。おわびをして訂正をさせていただきますが、松尾室長が持ってまいりました金額は宿泊料と内閣の旅費でございまして、差額、宿泊料、いずれも松尾が払っております。
○福田国務大臣
総理の外国訪問の宿泊差額、これは、外務省の、また他省庁の役人が出張する差額と、それから官邸関係の差額、このように御理解を……(発言する者あり)要するに、首相とか官邸職員、同行する随員ということです。
○中井委員
それではこれから、差額ということですから、一々お確かめをいたしますが、それでは外務省の方々は、一人一人旅費、日当を総理随行になったときにおもらいになって、ホテルでそれをお払いになって、松尾室長がまた差額だけ払ったんですか。松尾室長に預けたんですか。あるいは、お立てかえ払いになって、松尾室長から後から差額を受け取ったんですか。
○河野国務大臣
外務省職員は、旅費規程に基づいて、正規の宿泊料、規定の宿泊料をもらっております。しかし、差額がどうしても足らなくなります。したがって、正確に作業がなされておりましたときには、一人ずつ封筒に入れて差額分というものが配られた、そういう時期もあった。しかし、それがある時期から、合理的にやったと申しますか、ずさんにやったと申しますか、それを一括して支払うということになった。
○中井委員
一括して松尾室長が払うということ自体がおかしなやり方で、ずさんなやり方。私も何人か外務省の方に聞きましたが、言を左右にして言わない。あなたは松尾さんから差額をもらったのと言ったら下を向く。ではあなたは旅費、日当を払ったのと言ったら下を向く。どうもここはおかしいんだと僕は思っています。
僕はもう時間ですからやめますが、官房長官、総理のいわゆる機密費から渡していた中には随行の国会議員の旅費も入っているんですね。
自民党さんは、よく随行というのを行かれます。ちなみに、先ほどから細川さん、細川さんと言いますが、細川総理のときには、この随行の国会議員をなしにしました。自民党の場合には、随分行かれる。この方々の旅費も機密費でお払いになっているのか、自民党がお払いになっているのか、お聞かせをいただきます。
僕はもう時間ですからやめますが、官房長官、総理のいわゆる機密費から渡していた中には随行の国会議員の旅費も入っているんですね。
自民党さんは、よく随行というのを行かれます。ちなみに、先ほどから細川さん、細川さんと言いますが、細川総理のときには、この随行の国会議員をなしにしました。自民党の場合には、随分行かれる。この方々の旅費も機密費でお払いになっているのか、自民党がお払いになっているのか、お聞かせをいただきます。
○福田国務大臣
首脳外交を成功させるという、そのための目的を持って国会議員が同行するということはないわけではないんですけれども、これはその都度対応は違っているというように思っております。
○中井委員
内閣にも外務省にもお尋ねし、要求したら、一向何のお答えも、ナシのつぶてでございましたが、松尾室長が積算をした見積もり、そして松尾室長が出した領収証、警察の調べはこれからだということですが、幾らでもコピーはとれるわけでありますから、私どもにお出しをいただきますことをお願い申し上げます。
あと二分ありますので、この間に私は申し上げたい。
今回のこの事件は、僕らお互いわかっている。機密費というのはあってしかるべきだ。ところが、情報局がない国で機密費を使うほど難しいことはありません。情報局もないのに、機密費は大事だ、大事だと言いながら隠すからいろいろな形に使われる。これが一点。
第二点は、総理大臣、外務大臣、交際費があって当たり前じゃないですか。この交際費をどうも課税対象にしちゃったりして、交際費はだめだ、だめだと言うんだが、みんな萎縮しちゃうから交際費がここへ潜り込んでいる、私はそう思っています。
それから、お話がありました旅費、交通費は領収証をとれるんですから、これは総理の旅費、外務大臣旅費、そして、突然総理が出張になったりして予算にのっていないときには予備費を回していく、余ったら翌年度に使える、これを考えていかない限り不明朗さはなくならない、こう思っています。
もう一つ、最後に申し上げますと、上納だ云々だという話があったけれども、私は、何十年前からのあしき慣習、埋め込みが行われていた。この埋め込みで外務省の官房機密費を内閣が使うのは当たり前だという形で今日まで来たところに、松尾という一個人がああいう形でピンはねをして、だれも気がつかなかった、私はそれがあると思います。
したがって、今回の予算を同じ形で出してくるのはとんでもない話だ。ここで一遍ここの部分を凍結して、各党派で話し合って、機密費はどうするんだ、各大臣の交際費、交通費どうするんだ、こういったことを話し合って金額を決めていく、これが予算委員会の務めだ、こう僕は思います。
そういう意味では、これから私どもは、組み替えを含めて、国民の皆さん方に胸を張って御報告できるような予算委員会の運営あるいは議事のあり方をやってまいりますので、御協力を賜りたい、このことを申し上げます。
あと二分ありますので、この間に私は申し上げたい。
今回のこの事件は、僕らお互いわかっている。機密費というのはあってしかるべきだ。ところが、情報局がない国で機密費を使うほど難しいことはありません。情報局もないのに、機密費は大事だ、大事だと言いながら隠すからいろいろな形に使われる。これが一点。
第二点は、総理大臣、外務大臣、交際費があって当たり前じゃないですか。この交際費をどうも課税対象にしちゃったりして、交際費はだめだ、だめだと言うんだが、みんな萎縮しちゃうから交際費がここへ潜り込んでいる、私はそう思っています。
それから、お話がありました旅費、交通費は領収証をとれるんですから、これは総理の旅費、外務大臣旅費、そして、突然総理が出張になったりして予算にのっていないときには予備費を回していく、余ったら翌年度に使える、これを考えていかない限り不明朗さはなくならない、こう思っています。
もう一つ、最後に申し上げますと、上納だ云々だという話があったけれども、私は、何十年前からのあしき慣習、埋め込みが行われていた。この埋め込みで外務省の官房機密費を内閣が使うのは当たり前だという形で今日まで来たところに、松尾という一個人がああいう形でピンはねをして、だれも気がつかなかった、私はそれがあると思います。
したがって、今回の予算を同じ形で出してくるのはとんでもない話だ。ここで一遍ここの部分を凍結して、各党派で話し合って、機密費はどうするんだ、各大臣の交際費、交通費どうするんだ、こういったことを話し合って金額を決めていく、これが予算委員会の務めだ、こう僕は思います。
そういう意味では、これから私どもは、組み替えを含めて、国民の皆さん方に胸を張って御報告できるような予算委員会の運営あるいは議事のあり方をやってまいりますので、御協力を賜りたい、このことを申し上げます。
○河野国務大臣
御指摘は十分承りました。
ただ、外務省には今、国際情報局という局がございますし、それから在外員が情報収集に当たっておりますので、それは議員も十分御承知のことだと思いますが、一言だけ申し上げておきます。
ただ、外務省には今、国際情報局という局がございますし、それから在外員が情報収集に当たっておりますので、それは議員も十分御承知のことだと思いますが、一言だけ申し上げておきます。
○中井委員
時間がないものですから余り細部までいろいろなことを言わずにと思ってやめたんですが、そういう形で機密費というのを残すなら、内閣には内閣情報室長というのもおられる、外務省には国際情報局長というような方がおられるから、官房長官とそういう方がこの機密費を扱うというシステムも私は一考だ、そういうふうに思っておりますが、それはこれからの議論だ、こう思いますので、あえて申し添えます。
以上です。ありがとうございました。
以上です。ありがとうございました。