予算委員会
第154回国会 衆議院 予算委員会
平成14年3月6日
○津島委員長
次に、中井洽君。
○中井委員
二十分の時間ですので、簡単にお尋ねをしていきます。
まず、総理にお尋ねをいたします。
四日に出されました外務省の、先ほどから議論をいたしております省調査の結果、これを総理はお読みになりましたか。
まず、総理にお尋ねをいたします。
四日に出されました外務省の、先ほどから議論をいたしております省調査の結果、これを総理はお読みになりましたか。
○小泉内閣総理大臣
膨大な資料で、全部は読んでおりませんが、報告は聞いて、要点は全部報告を受けております。
○中井委員
要点を聞かれたり、その後の質疑でいろいろと総理に対するお尋ねがあったりして、率直にどんな思いでおられますか。
○小泉内閣総理大臣
外務省の調査結果に基づいて当委員会で質疑が展開されまして、我々の知らなかったような実態が解明されていくということについては、委員会としての役割も大きいものがあるなと思います。
○中井委員
総理は、この調査書、受けた議論を含めて、十分参考にして外務省の改革をやるべきだ、こういうことをたびたび言われておりますが、それだけで本当に外務省の改革は進むとお考えでしょうか。
○小泉内閣総理大臣
外務省の改革は多岐にわたると思います。この北方支援問題のみならず、いろいろあると思いますが、今回、当委員会で行われます、きのう等における北方支援のあり方について、これは今後の外務省改革に大いに生かすべきだと感じております。
○中井委員
当委員会で議論になった中から調査ということでありましたし、十日という期限でありましたから、無理のない面もあるということは私は認めます。しかし、この調査書は、読んでいただければわかりますが、結局国会で、総理が指示を出されたまでに問題となったことにだけ少し突っ込んで、鈴木議員の関与があったと書いてあります。その他のことについては、鈴木議員の関与は確認できなかったのオンパレードであります。
そして、この間から、この二、三日、議員の質問でもありましたように、国会で取り上げられたこと以外は何も調査しておらず、それらについては引き続いて答弁を求めても、隠したり違う答弁をしたりという体質であります。これを直さない限り、私どもは、到底外務省改革というのはできないと考えています。
総理として改めて、全外務省、ありとあらゆることについてのすべての調査をやらせて、徹底した改革をやる、こういう御決意をお持ちでないかどうか、お尋ねをいたします。
そして、この間から、この二、三日、議員の質問でもありましたように、国会で取り上げられたこと以外は何も調査しておらず、それらについては引き続いて答弁を求めても、隠したり違う答弁をしたりという体質であります。これを直さない限り、私どもは、到底外務省改革というのはできないと考えています。
総理として改めて、全外務省、ありとあらゆることについてのすべての調査をやらせて、徹底した改革をやる、こういう御決意をお持ちでないかどうか、お尋ねをいたします。
○小泉内閣総理大臣
外務省改革に意欲的に取り組むこと、これは変わりありませんし、今回、外務省の調査に基づいて、当委員会各委員からそれぞれの指摘がございます。この指摘に対し真剣に取り組んで、それぞれの疑問点をただしていく必要があると思います。
○中井委員
それでは、この調査がどう十分じゃないかということについて、私は、時間がありませんから二つだけ、二つの点から申し上げたい。
一つは、外務大臣も見てくださいね、「在京コンゴー民主共和国臨時代理大使等を巡る諸問題に関する調査結果報告書」、これの十三ページ「ムウェテ・ムルアカ氏を巡る問題」、こう書いてあります。これなんか全然書き方を変えておって、事実と違うんじゃないかと私は思っています。一九九九年二月の時点で、公用旅券を持っておった、承知していたが、この事実は特に問題視されなかった、こうなっておりますが、このときに外務省は、公用旅券を持っている者が秘書をするのはまずいだろう、何とかならぬのか、こういう方法があるんじゃないかと法務省に問い合わせているんじゃありませんか。
一つは、外務大臣も見てくださいね、「在京コンゴー民主共和国臨時代理大使等を巡る諸問題に関する調査結果報告書」、これの十三ページ「ムウェテ・ムルアカ氏を巡る問題」、こう書いてあります。これなんか全然書き方を変えておって、事実と違うんじゃないかと私は思っています。一九九九年二月の時点で、公用旅券を持っておった、承知していたが、この事実は特に問題視されなかった、こうなっておりますが、このときに外務省は、公用旅券を持っている者が秘書をするのはまずいだろう、何とかならぬのか、こういう方法があるんじゃないかと法務省に問い合わせているんじゃありませんか。
○川口国務大臣
ただいまの御質問の、ムルアカ私設秘書の旅券の件でございますけれども、九九年の二月の時点で承知をしていたということは、まずムルアカ氏が中近東アフリカ局に御自身の在留資格について相談があったということで、この時点では知っていたということなんですけれども、実は、これがわかりましたのは、今回調査をするということで、基本的に調査は、二〇〇〇年にこの事件が、ずっと一連のコンゴの大使館のことがありましたのでお話をしていて、その調査の中で初めてわかったということでございます。
〔委員長退席、北村(直)委員長代理着席〕
○中井委員
僕は違うことを聞いています。だから、御存じないなら御存じないと言ってください。法務省にこの九九年二月の時点で聞いたことを、知らないのなら知らないと言ってください。知らないのなら知らないでいいんだよ。
○北村(直)委員長代理
中井洽君、もう一度質問してください、手を挙げて。
○中井委員
嫌だよ、もう一度なんか。自分でちゃんとお答えください。
○川口国務大臣
この時点で、一九九九年の二月の時点でムルアカ氏が公用旅券を所持していたということを知るに至りましたのは、在留資格に係る質問があったということでございますけれども、この相談を踏まえまして、中近東アフリカ局長からこれについては鈴木議員に説明をいたしまして、法務省との関係につきましては、ムルアカ氏の在留資格について法務省と相談を、それを法務省に伝えたということでございまして、そのときに、ムルアカ氏の所持する旅券が公用旅券であるということについては説明をしたということでございます。
ただ、この在留資格——じゃ、そこでやめておきます。
ただ、この在留資格——じゃ、そこでやめておきます。
○中井委員
外務大臣、あなたはそれは外務大臣だからこれを御信用なさるかしらぬが、これは結局、ここに書いてあることは、ムルアカさん、別に悪いことしていないと書いてあるんですよ。この調査書全体は、どなたも傷つかないようにでき上がっておる。
このムルアカという人は、初め一般旅券で入って、途中で一九九四年に公用旅券になって、そして二〇〇〇年に外交官旅券になって、今は永住許可を取っていらっしゃる。一九九九年二月のときには公用旅券で、公用旅券を持っている者が秘書をしておっていいんでしょうかという問い合わせをして、これは答えがあったかどうかは知りませんが、それはまずいでしょうということになったら、今度は外交官旅券をとっちゃったんですよ。そういう話ですよ。
この間、ずっと外務省へ出入りして、鈴木さんの秘書だといってアフリカの諸政策に注文をつけておったんじゃないですか。外務省の人は、他国の公務員であったり外交官旅券を持っている人の意見をずっと聞いておったんじゃないですか。それをちっとも調査の中で書いてないじゃないですかと僕は教えてあげているの。わかりますか。だから、この調査書どおりじゃないと言っているわけ。
それから、もう一つあります。これは、僕は例を一つずつ挙げているだけですから、書いてあることと書いてないことと。
もう一つは、要するに、先ほどお船の話が出ておりましたが、外務省が内閣府と一緒におやりになっている中で、ビザなし渡航問題あるいは墓参の問題、これは十年間にわたって、ずっと一社の船が独占をされておる。契約方法はいろいろあるけれども、やはりこの間のムネオハウスと一緒で、その船しか応札をしても使えないシステムになっている。条件が書いてある。今度の予算にも、例えば、ビザなし訪問で外務省で二億四千万、内閣府二億四千万、行きと帰りが分かれておるんで。何で行きと帰りが内閣府と外務省で分かれるのか僕はわかりませんが、これまた、この船が応札するんでしょう。
この船は東京に本社を置いてあるけれども、根室港に船がずっとおって、そして、東京のその船会社の社長さんはちゃんと献金を鈴木議員になさっておる。同じじゃないですか。
だから、調べたことだけで、外務省終わりだ、外務省改革だなんて言われたら困るのであります。もっと徹底的に調査して、これは違う、外務省から罪人が出ても仕方がない、鈴木議員が訴えられても仕方がない、こういう思いで調査をやってもらわなければ、到底私どもは納得できない。
ここのところ、総理、お約束ください。
このムルアカという人は、初め一般旅券で入って、途中で一九九四年に公用旅券になって、そして二〇〇〇年に外交官旅券になって、今は永住許可を取っていらっしゃる。一九九九年二月のときには公用旅券で、公用旅券を持っている者が秘書をしておっていいんでしょうかという問い合わせをして、これは答えがあったかどうかは知りませんが、それはまずいでしょうということになったら、今度は外交官旅券をとっちゃったんですよ。そういう話ですよ。
この間、ずっと外務省へ出入りして、鈴木さんの秘書だといってアフリカの諸政策に注文をつけておったんじゃないですか。外務省の人は、他国の公務員であったり外交官旅券を持っている人の意見をずっと聞いておったんじゃないですか。それをちっとも調査の中で書いてないじゃないですかと僕は教えてあげているの。わかりますか。だから、この調査書どおりじゃないと言っているわけ。
それから、もう一つあります。これは、僕は例を一つずつ挙げているだけですから、書いてあることと書いてないことと。
もう一つは、要するに、先ほどお船の話が出ておりましたが、外務省が内閣府と一緒におやりになっている中で、ビザなし渡航問題あるいは墓参の問題、これは十年間にわたって、ずっと一社の船が独占をされておる。契約方法はいろいろあるけれども、やはりこの間のムネオハウスと一緒で、その船しか応札をしても使えないシステムになっている。条件が書いてある。今度の予算にも、例えば、ビザなし訪問で外務省で二億四千万、内閣府二億四千万、行きと帰りが分かれておるんで。何で行きと帰りが内閣府と外務省で分かれるのか僕はわかりませんが、これまた、この船が応札するんでしょう。
この船は東京に本社を置いてあるけれども、根室港に船がずっとおって、そして、東京のその船会社の社長さんはちゃんと献金を鈴木議員になさっておる。同じじゃないですか。
だから、調べたことだけで、外務省終わりだ、外務省改革だなんて言われたら困るのであります。もっと徹底的に調査して、これは違う、外務省から罪人が出ても仕方がない、鈴木議員が訴えられても仕方がない、こういう思いで調査をやってもらわなければ、到底私どもは納得できない。
ここのところ、総理、お約束ください。
〔北村(直)委員長代理退席、委員長着席〕
○小泉内閣総理大臣
外務省の調査に基づいて、それぞれの委員が、違う、あるいは見解を述べる、そういう点を真剣に受けとめて、外務省としても、過ちを改むるにはばかるなかれという言葉があります、この姿勢をこれからの改革に生かすべきだと思います。
○中井委員
総理がそういう他人行儀で、外務省だけが悪いみたいなことをおっしゃるのなら、私は言いたいことがもっとある。
今回の鈴木さんのこの問題は、鈴木さんという、総理いわく変な国会議員の変な要求ででき上がっただけじゃないんだ。ここにいる野党の国会議員は、鈴木さんのようなことを言う自民党の国会議員にしょっちゅう悩まされながら選挙をやっておる。これは、多い少ない、強い弱いはあっても、大体自民党の体質だ。予算つけないとか。僕のところなんか、僕のところへさっきあいさつに行ったというだけで怒るんですから、東京へ出てきて。いっぱいいるんですよ、そんな人は。
そういう議員を育てた一つは、これは聞いてくださいよ。例えば、鈴木宗男さんは、沖縄北方領土の、沖特の理事、昭和六十三年から平成十二年まで、これは委員長も含めて、大臣やらやっているとき以外ずっとやっておるんです。それから外務委員会、平成三年からついこの間、議運の委員長になるまで、北海道開発庁長官それから内閣官房副長官をやっているとき以外ずっとやっておるんです。これ以外やっていないんです。このことを背景の力として、外務省とこういう情けない癒着体質をつくり上げてきた。
これを認めてきたのは自民党じゃないですか。自民党の人は、知っておっても、鈴木はまあ、あれやるんだ、こういうことでやらせてきたんじゃないですか。こんな特殊な委員の、あるいは理事の配置をやったということを僕は聞いたことありません。許してきたんです、自民党が。許してきた。こういうところを変えない限り、外務省だ、外務省だということだけでおさまらない。
総理が本当に、聖域なき改革、自民党を変える、つぶしてでもやるというのなら、こういうことを含めて、今回の事件は自民党の体質の根深いところから来ているんだ、こういう思いでおやりになる決意があるかどうか、お尋ねいたします。
今回の鈴木さんのこの問題は、鈴木さんという、総理いわく変な国会議員の変な要求ででき上がっただけじゃないんだ。ここにいる野党の国会議員は、鈴木さんのようなことを言う自民党の国会議員にしょっちゅう悩まされながら選挙をやっておる。これは、多い少ない、強い弱いはあっても、大体自民党の体質だ。予算つけないとか。僕のところなんか、僕のところへさっきあいさつに行ったというだけで怒るんですから、東京へ出てきて。いっぱいいるんですよ、そんな人は。
そういう議員を育てた一つは、これは聞いてくださいよ。例えば、鈴木宗男さんは、沖縄北方領土の、沖特の理事、昭和六十三年から平成十二年まで、これは委員長も含めて、大臣やらやっているとき以外ずっとやっておるんです。それから外務委員会、平成三年からついこの間、議運の委員長になるまで、北海道開発庁長官それから内閣官房副長官をやっているとき以外ずっとやっておるんです。これ以外やっていないんです。このことを背景の力として、外務省とこういう情けない癒着体質をつくり上げてきた。
これを認めてきたのは自民党じゃないですか。自民党の人は、知っておっても、鈴木はまあ、あれやるんだ、こういうことでやらせてきたんじゃないですか。こんな特殊な委員の、あるいは理事の配置をやったということを僕は聞いたことありません。許してきたんです、自民党が。許してきた。こういうところを変えない限り、外務省だ、外務省だということだけでおさまらない。
総理が本当に、聖域なき改革、自民党を変える、つぶしてでもやるというのなら、こういうことを含めて、今回の事件は自民党の体質の根深いところから来ているんだ、こういう思いでおやりになる決意があるかどうか、お尋ねいたします。
○小泉内閣総理大臣
今回の議論の中から、政と官のあり方、あるいは自由民主党としても人事の配置等反省すべき点もあると思います。これを今後の改革に生かしていきたいと思います。
○中井委員
時間がもうありませんから、財務大臣にも一つお尋ねをいたします。
私どもは去年、外務省の報償費の問題で、この予算委員会でいろいろなことをやりました。結局、削ることも凍結することもできずに予算を成立させてしまいました。このことは、本当に力のなさ、あるいはまた予算委員会として本当に残念だ、こういうじくじたる思いを今まで持ってまいりました。今日また、この北方支援の予算、墓参やあるいはビザなし渡航の予算、こういったものがのせられたまま予算が通過するということは耐えがたい、こういう思いであります。同時に、去年きちっとやっていれば、外務省はこんなに情けない答弁やら情けないやり方を続けていなかった、こういう思いもあります。
そういう意味で、私どもは、先ほどのようなのんきな答弁じゃなしに、今すぐでもこの部分について凍結をなさるとか削るとか、こういったことをおっしゃっていただきたい、こう思いますが、いかがですか。
私どもは去年、外務省の報償費の問題で、この予算委員会でいろいろなことをやりました。結局、削ることも凍結することもできずに予算を成立させてしまいました。このことは、本当に力のなさ、あるいはまた予算委員会として本当に残念だ、こういうじくじたる思いを今まで持ってまいりました。今日また、この北方支援の予算、墓参やあるいはビザなし渡航の予算、こういったものがのせられたまま予算が通過するということは耐えがたい、こういう思いであります。同時に、去年きちっとやっていれば、外務省はこんなに情けない答弁やら情けないやり方を続けていなかった、こういう思いもあります。
そういう意味で、私どもは、先ほどのようなのんきな答弁じゃなしに、今すぐでもこの部分について凍結をなさるとか削るとか、こういったことをおっしゃっていただきたい、こう思いますが、いかがですか。
○川口国務大臣
連絡体制の不備ということについては、国際電話機能を携帯につけるということも含めて、今対応中でございます。
○塩川国務大臣
先ほども私は言明しておりますように、このことは、予算が成立いたしましたら、直ちにその執行の面について関係省庁と十分協議して、それで正すべきものは正す、こういうことが再び起こらぬような措置をきちっと行いまして、必要な経費も盛られておることも事実でございますから、そこらの検討をきちっとした上で、執行に疑惑のかからないようにいたしますので、そこはひとつ信じてこの予算を認めていただきたい、お願いいたします。
○中井委員
せっかくのお答えでありますから、それは信じたいのはやまやまですが、これは全然問題になりません。もうその言葉の端に、中にはちゃんと必要なものもあるとかおっしゃっておる。こういうのは、疑惑が出た以上ばさっとやってしまわなきゃだめだ、残す限りは同じことだとあえて申し上げ、自民党の、あるいは政府の体質について一言苦言も申し上げたところでございます。
予算委員会の総括だということですから、私どもは本当に残念なんですよ。予算、こればっかりやってきてた。だから、あと五分もありませんから、景気のことだけ申し上げておきます。
かつて小泉総理に、小泉総理のおやりになっている諸政策は橋本元総理と一緒じゃないかと申し上げたら、すさまじい勢いで怒られたわけであります。橋本さんの方も怒っているかもしれぬがなと僕は思いながら聞かせていただきましたが、ここしばらくのいろいろなことを見ていると、ますます一緒になってきた。どんどんどんどん、お言いになっていることをお直しになっていらっしゃる。株価は一喜一憂しない。このごろは、支持率は下がってもいいから株価は上がってほしい。そうでしょう。あなたは平気で変えるんですよ、反省も何にもなしに。そこが一番よう似ておるんだ。
デフレ政策、デフレ予算、私に対して、二年か三年マイナスでも我慢すると、ここでこの間言ったばっかりじゃないですか。これも、マイナスでも我慢せずに、デフレ対策をやるんだ、こうおっしゃっている。これは全部違ってきているんじゃないですか。
私は、直すなら直すでいい、人間だからお互い間違いがある。しかし、そのときには、直しますとはっきり言われて転換されるべきである。そんな、理屈をつなぎ合わせて、自分だけわかった理屈を言うて、そしてごまかすというのは最悪だ、こう思いますが、いかがですか。
予算委員会の総括だということですから、私どもは本当に残念なんですよ。予算、こればっかりやってきてた。だから、あと五分もありませんから、景気のことだけ申し上げておきます。
かつて小泉総理に、小泉総理のおやりになっている諸政策は橋本元総理と一緒じゃないかと申し上げたら、すさまじい勢いで怒られたわけであります。橋本さんの方も怒っているかもしれぬがなと僕は思いながら聞かせていただきましたが、ここしばらくのいろいろなことを見ていると、ますます一緒になってきた。どんどんどんどん、お言いになっていることをお直しになっていらっしゃる。株価は一喜一憂しない。このごろは、支持率は下がってもいいから株価は上がってほしい。そうでしょう。あなたは平気で変えるんですよ、反省も何にもなしに。そこが一番よう似ておるんだ。
デフレ政策、デフレ予算、私に対して、二年か三年マイナスでも我慢すると、ここでこの間言ったばっかりじゃないですか。これも、マイナスでも我慢せずに、デフレ対策をやるんだ、こうおっしゃっている。これは全部違ってきているんじゃないですか。
私は、直すなら直すでいい、人間だからお互い間違いがある。しかし、そのときには、直しますとはっきり言われて転換されるべきである。そんな、理屈をつなぎ合わせて、自分だけわかった理屈を言うて、そしてごまかすというのは最悪だ、こう思いますが、いかがですか。
○小泉内閣総理大臣
なかなか、同じものを見ても、色眼鏡をかけて見れば違った色に見れるし、角度を違えれば違ったふうに見えます。私のことについても、何もやってないとか、変わってないとか、ちっとも進んでないとか言っていますけれども、見る人が見れば、随分変わっていますよ。
そして、株価について一喜一憂しないというのと、内閣の支持率が下がって株価が上がるんだったら支持率が下がってもいいなというのと、おかしくないでしょう。(中井委員「おかしいですよ。株価、一喜一憂しているじゃないですか。しないと言ったじゃないですか」と呼ぶ)だから、そういう、一喜一憂と言えばまた批判があるのはわかっていますけれども、無視しても批判があるのはわかっていますよ。
そして、経済におきましても、生き物ですから、構造改革を推進するために諸施策を大胆かつ柔軟にとると言っているんですから、構造改革を推進するために大胆かつ柔軟にとるという中でデフレ対策を打っていく。そのためには、デフレ対策として当面一番効果的なのは、この来年度予算を早く成立させて執行させるということでありますので、その辺はすべて、与党、野党の見方も違う、人によって見方が違う、それはわかりながら、国民にできるだけ理解と協力を得るように私も精いっぱい努力しているところでございます。
そして、株価について一喜一憂しないというのと、内閣の支持率が下がって株価が上がるんだったら支持率が下がってもいいなというのと、おかしくないでしょう。(中井委員「おかしいですよ。株価、一喜一憂しているじゃないですか。しないと言ったじゃないですか」と呼ぶ)だから、そういう、一喜一憂と言えばまた批判があるのはわかっていますけれども、無視しても批判があるのはわかっていますよ。
そして、経済におきましても、生き物ですから、構造改革を推進するために諸施策を大胆かつ柔軟にとると言っているんですから、構造改革を推進するために大胆かつ柔軟にとるという中でデフレ対策を打っていく。そのためには、デフレ対策として当面一番効果的なのは、この来年度予算を早く成立させて執行させるということでありますので、その辺はすべて、与党、野党の見方も違う、人によって見方が違う、それはわかりながら、国民にできるだけ理解と協力を得るように私も精いっぱい努力しているところでございます。
○中井委員
斜めに見たり、下から見たり、サングラスで見たりしているのは、総理が今までそうされておって、ここへ来て少しおわかりになってきたかなという感じが僕はしておりますが、しかし、遅い。また同時に、国民に対して説明責任があると思っています。
私は、思い切った景気対策をおやりになって結構だ、しかし、それにはそれで、きちっと説明しておやりになるべきだ、このことをあえて申し上げて、質問を終わります。
私は、思い切った景気対策をおやりになって結構だ、しかし、それにはそれで、きちっと説明しておやりになるべきだ、このことをあえて申し上げて、質問を終わります。