私の日記

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2008年05月09日

 連休明け、国会再開されるが民主党の参議院での問責決議案提出先送りに緊張感の抜けた状況に陥っている感じが強い。12日道路整備費財源特例法案を参議院で60日間の経過をみなし否決とし、衆議院で与党が3分の2の多数で再議決をするという予定も民主党が参議院での議論を進め採決に応じる(参議院では否決になる)事を決めた。
 それを受け13日衆議院での再議決という事になるので余計、空気が緩んできている。残り約40日余りの国会で支持率20%を割り込んだ福田首相の問責決議をいつ、又、何をきっかけに提出するのか判断が難しい。

 7日に来日中のビル・ゲイツマイクロソフト会長と日米議員連盟との懇談会が開かれて僕も世界有数のIT産業の中心人物で、又、屈指の金持ちに会いたくて出席した。
 非常に清々しい印象で、ナイーブな人柄のようにみえた。短いが示唆に富んだスピーチだった。コンピューターやEメールの世界は凄まじい変化と拡大の連続だ。法律や社会がそのスピードに全く追いついていない事を改めて思った。

 8日、これも来日中の胡錦涛国家主席の歓迎レセプションに出席した。まったく物々しい警備で大変な事だと思う。チベット問題や餃子事件、又、中国との間の領土国境問題等日本人の思いは複雑になる一方だ。胡錦涛氏が随分若く見えるのと甲高い声でのスピーチには少し驚いた。
 従来の中国要人と違い、日本に対して何ら刺激的な事を言わずに友好促進と青少年の交流等を強調したスピーチで会場を後にされた。又、会場内でデジカメで写真を撮ろうとした人に警備の者がすぐ来て注意しているのにもビックリした。支持率20%の福田首相とオリンピック開催を前に、極めてデリケートな国家運営や国際社会対応の胡錦涛氏との会談では日中間の諸懸案解決にはほど遠く、パンダの貸与だけが決まった首脳会議だったと言われるかもしれない。
 中国で4歳まで育って僕はいつも中国に大きな関心を持って勉強してきている。中国の成長が日本や世界にとって常にプラスである様、願っている。


 30日へ
2008年04月25日

 山口の補欠選挙の投票は27日。事前調査や応援に入った議員の反応を聞くと順調にいっており、勝利が間違いなさそうだ。与党はこの予想を折り込んで敗れても局地戦という理屈で30日に暫定税率の再議決、5月12日に道路整備費財源特例法改正案の再議決と予定を次々と発表して、両党内の締めつけを強化している。これに対して民主党内は30日、直ちに参議院で問責決議案を出すか、12日以降に30日の再議決の分と合わせて出すかの調整が始まっている。党内の世論は12日以降にまとめてやるという空気が強い。しかし、これも山口補欠選挙の勝敗で大きく違ってくるし、与党もあまり大差で負けると30日、再議決ができるかどうかわからない。

 山口県の補欠選挙の情勢が急に上向いて来たのは、やはり4月から開始し15日の年金の振込みから徴収が実行された後期高齢者医療制度の導入に対する反発からだと思われる。選挙区での座談会や街頭演説でも、この制度に対する疑問や反発ばかり強烈に伝わってくる。2年前、強引に国会で強行採決したつけが今、まわってきている。75歳以上の年代の方々は、自民党支持者が5割を超える。一番、自民党にとって力強い支持層だ。この制度の創設はその人達の生活を直撃したのだ。

 2年間充分な説明も準備も無かったし、与党の大半の人達もこの制度を知らずに今になって右往左往してみっともない。税制や福祉医療の新設や負担増は国民にとってつらい決定だ。国会での充分な審議を含め、慎重な対応を欠いてきた与党の姿勢が今、問われている。

 いずれにせよ30日以降、国会はかつてない緊迫下に入る。いつ、解散になってもおかしくない状況が連続する。一日も早い解散総選挙を迎え、政権交代実現の為、頑張らなければならないと思っている。


4月18日
2008年04月18日

 先週から今週にかけて、色んな会合やパーティー等で会う民主党の議員それぞれと先週の日銀副総裁採決時のいわゆる造反議員や欠席議員の情報交換が続いている。造反議員は3人だったがその内2人は前々から反小沢を鮮明にしている人で予測はついていたが、他の1人は誰も思わなかった人で、しかも労働組合の出身者だ。

 みんな何故なんだろうと不思議がっている。欠席者の中にも何人かびっくりするような人が入っている。それぞれ理屈は自分なりにつけて行動をされているんだろうが、党全体で政権交代目指して頑張っている時に、相手の与党を喜ばすような独りよがりの判断は情けないと言う以外にない。


 党内でみんなが憤慨しているのは採決の晩に自民党の幹事長と会食したメンバーがいる事だ。色々と弁解は聞こえてきているが、何を考え、何を思ってこんなタイミングで自民党の責任者と食事をするのか。しかも、会費制というならともかく、ご馳走になったのだろうから開いた口が塞がらない。これ以外にも最近、ちらちらと自民党議員と会食を共にしたというニュースが耳に入る。中には報道されて得意気な人もいる様に見えるのは誠に恥ずかしい。

 今、私達が何をしようとしているのか本当にわかっているのか?政権を維持する事にかけて自民党はかなりしたたかで、あらゆる手法で民主党崩しをやってくる。3分の2の勢力を維持しなければならないから解散は出来ないと思っている人もいるようだが、衆議院選挙後、参議院の民主党の体制を崩せるだけの裏工作が充分見通しがつけば解散を打ってくる。

 道路目的税や暫定税率、日銀総裁同意人事等、民主党の正面から扉をたたいて話し合いをすべきなのに、裏口から忍び込みや誘拐等をやり続けるというのが古い体質の与党の政治スタイルだ。表からの強圧と搦めてからの切り崩し、こんなわかりきった手法に揺さぶられていては民主党に政権交代など望むべくも無い。議員一人一人がもっと覚悟を決め、現状を認識し責任ある行動をとるべきだ。


4月11日
2008年04月11日

 5日、6日地元で街頭演説や座談会を行い、ガソリン暫定税率の日切れを巡る動きや今後、再値上げをさせないように頑張る事を訴えた。

 ガソリン値下げは圧倒的に歓迎され、再び値上げは行わないようにと激励され続け、署名も素早く多く集まった。民主党が主張している暫定税率廃止は大変な減税効果を持っている事が証明されている。

 週末、小沢代表はテレビ出演の中で財務省の天下りは駄目だと発言された。一方、先週鳩山幹事長は自民党幹事長との会談で副総裁ならば柔軟に対応するとのニュアンスを伝えたと報じられ、党内はこの両方を巡り色んな議論、又、耳打ち等が始まった。

 夕刻、白川総裁、渡辺元財務省財務官の副総裁の人事案が提示された。火曜の夕刻の財政金融部門会議にも出席したが、議論は分かれたままだ。しかし、白川総裁は承認すると言うのは誰も異論は無く、問題は一端決めた財務省からの天下りは認めないという方針を貫くというのか、あるいはもうこの辺で矛を収め政府提案を認めてもいいのではないかの2つに分かれてた。

 藤井さんや鳩山幹事長にも色々と話を聞き、代表の意思の固さを厳しく認識しており、最終的に代表の主張通り党内を取りまとめる決意が強く感じられたので、会合ではあえて発言をせず、みんなの意見を聞いた。前々から感じているが、民主党は戦や喧嘩に弱く非常に上品だ。

 マスコミや世論が民主党は拒否ばかりではないかと言い、政府や与党もそういう言動を取り続けてきた。日銀総裁、副総裁の人事という大事な問題で、財務省からの天下りを認めないという従来からの主張をここで覆したら民主党は腰砕けだと世間に見られる。

 候補者の渡辺君が優秀で、適役だということも承知はしているが、ここで筋を曲げては民主党の存在が危うくなる。座長が最終、党役員会に一任という事を決めてくれたのを見届け外出する。その後、夜の役員会で白川総裁は容認、渡辺副総裁は否認と決まったと聞きき一安心。

 あとは参議院のいわゆる造反者を出来る限り少ないように努力をして欲しいと何人かに伝えた。

 水曜日、午前中参議院で、日銀人事の本会議が開かれた。白川総裁は容認、渡辺副総裁は否認と議決された。心配した造反は民主党から3名、欠席が5名でよくおさまったと言える数だったが、中身は少しびっくりする様な顔ぶれもあり、どうしたのだろうと心配し色々と電話をしたり人に会って話を聞いたがよくわからない。

 党運営やご自分の処遇についての不満が色々あると言うのが大体の推論だ。しかし、4月は後期高齢者医療制度のスタートに反対、ガソリン暫定税率の衆議院での3分の2の再議決阻と民主党が一致結束、立ち向かわなければならない難問が山積しているし、27日には山口の補欠選挙もある。

 こんな大事な時に何故、財務省天下りの容認にもつながる行動を取るのか、又、本会議欠席の人達が何人か夜、自民党の幹事長と参議院国対委員長と会食したという話が木曜日あっという間に広がり、開いた口は塞がらなかった。

 何という幼い政治行動だろう。何を思ってこのような時期にこんな行動を取ったのか全く残念だ。自民党が民主党の内部に盛んに手を突っ込んでいる事は過去のブログで何回かにおわせて来たが、やはり想像以上にやっているのだと改めてわかった。国民の反発や反感も出てくるのは当然だ。

 全体の引き締めをはかり、必死で4月の争いに立ち向かわなければならない。



ついに 日切れでガソリン値下げ。
2008年04月01日

 31日月曜日、12時本会議が開催される。月曜日の本会議は時々あったが、12時開会は記憶にない。租税特別措置法のうち、道路暫定税率の部分を除いて5月まで延長して国民生活にご迷惑をかけないという話し合いが金曜日、各党間で決着。最後まで色々な揣摩憶測が飛び交う。

 例えば与党が最終的には河野議長の辞職を実施し、議長裁定を木ごにして強引に3分の2で、衆議院でガソリン税の暫定税率等の成立を諮ろうとするのではないかとか、最後まで執念深く色々画策しているという噂も耐えなかった。

 しかし、いずれも参議院で過半数に達していない与党では到底実現不可能な事ばかりだ。未だに現実が見えていないのではないかと思う。

 党内の若手議員には4月29日前後の3分の2条項を使っての可決で再びガソリンが値上げされるというそれこそ国民生活に迷惑をかける決定をさせない為に頑張らなければならないと言い続けた一日でもあった。

 マスコミは4月1日からの暫定税率消滅でガソリンスタンドを中心に大混乱と報じているが、僕の聞く範囲では25円ガソリンが値下げする事、道路に名を借りて乱暴な税金の使われ方をされている事がどんどん明るみに出てきた事等、圧倒的に今回の民主党の政策や行動を声援する人々が多い。

 ただ、党が提出した4月1日からガソリンを値下げして販売しても税金の還付や相殺で、ガソリンスタンドに迷惑を及ぼさない法律、これを自民党が飲まず一斉値下げにならないのが残念だ。

 1日ついに暫定税率が日切れになり、ガソリンが25円10銭、揮発軽油が17円10銭値下げする事になった。これ程、民主党の政策が正面から議論され実施される事はかつてなかった。参議院選挙の勝利を国会で試行錯誤の中だが生かせた、画期的な出来事だ。

 福田総理は昨日の記者会見で暫定税率が無くなった事をお詫びすると言われたが、どうして25円の値下げを詫びるのかセンスを疑う。党内の一部にも、マスコミにも道路目的税の一般財源化の方向が福田首相から提言されている以上、暫定税率の廃止は置いても協議や交渉をすべきだという声があるが、まったくおかしい。そもそも総理の提言は与党内で承認されてもいない。

 又、道路目的税を一般財源化するという事は当然暫定税率がなくなる事を意味する。暫定税率を維持したまま、道路目的税を一般財源化するなどとは、考えられない矛盾だ。又、10年間で年間59兆円に及ぶ道路計画の確定を目的とした法案も国会に出されているではないか。これらを考えると福田総理の提言は国民に対する言い訳、弁解にすぎないと僕は判断している。

 いずれにしろ、来週には日本中25円安いガソリンがすべてに出回る。その後、29日前後に再び25円値上げするという現在の与党や政府のもくろみを世論の声をバックに止めなければならない。かつて無い国会の状況と見通しの難しさの中で、4月政変、解散総選挙のにおいがしてきた。

 前回も申し上げたが、地元の集会の度に年金の特別便の話しをすると実に沢山の方に届いているのかがわかる。呆れるばかりだ。

 3月31日で全部決着するという政府与党の約束はどこへ行ったのか、全く無責任極まりない。この年金記録の凄まじいまでのずさんさと社保庁や道路局の税金のいい加減な使い方だけ考えても、国民の現在の政治に対する不振、不満は爆発寸前だ。

 1日も早い解散総選挙のもと、政権交代してこれらの欠陥に根幹的に対応できる政治を目指さなければならない。


 暫定税率廃止へ
2008年03月26日

 先週末、地元で座談会や懇談会をこなし日銀総裁の人事の不同意や暫定税率廃止をめぐる動きを色々説明し訴えた。日本人は時の政府=お上に極めて従順でどうしても政府の言う事ややり方が間違いないという先入観がまだまだこびり付いている。この固定観念をぶち破って今の日本に必要なのは政権交代だという事を理解して頂くにはもっと行動と説明がいる。

 地元のある県会議員と市会議員からそれぞれに届いた年金特別便の話を聞いた。中井さんが去年からずっと皆さん自分の記録を是非確かめ直して下さいと言い続けておられるのを聞いていたが自分のはまさか関係ないと考えていた。今になって特別便が届いてビックリした。社保庁や厚労省のずさんさと言うのは本当なのですねと今更ながら驚いていた。コピーを東京へ送って下さい、調べますからと伝えた。お二人は49歳と56歳、今なお掛金をしている二人の記録が間違っているのだから大変だ。

 一方、私の競争相手の自民党の議員(元厚労大臣)は昨年の選挙中5千万件の消えた年金記録と野党は騒いでいるが、大半はホームレスか外国人労働者の記録だと演説会でさかんに言っていた事が話題になり、県会議員と市会議員は自分達もホームレスですかね?と苦笑いをしていた。二人には翌日コピーを見た後返答をした。

 政府や行政を信頼してくれるのはある意味有り難いことだ。盲目的に政府を信頼し、政府の提案の人事を否決する民主党はおかしいという批判や或いはマスコミの論調は全く的外れだ。
週明け以降、国会内や宿舎等で接触した自民党の議員も皆、福田内閣や現在の自民党の国会対策に首をひねっている。

 民主党が暫定税率廃止の期限切れまであと1週間、或いは4〜5日で発表された自民党のあんな小手先の修正に乗れる訳がない。今だに参議院で民主党が第一党で、与野党逆転している政治状況がわかっていないと言わざるを得ない。ここまで来たら民主党は暫定税率の廃止に向け、一致結束で頑張る事が一番大事だ。

 昨日から参議院では自民党が遂に予算委員会までボイコットするという前代未聞の挙に出た。一体、何を血迷っているのか?衆議院の国対委員長室で山岡国対委員長と輿石党代表代行参議院会長がおられた席に割り込んで、とにかく国民生活第一で頑張るべきだと激励をしておいた。二人とも自民党の行動や手法がどうもおかしく腑に落ちないと盛んに言っていた。

 ここまで来たら政府与党は民主党案を丸飲みにして話し合いに入るか、混乱の中で4月1日から暫定税率が廃止され4月の終わりに再び衆議院で3分の2条項を使って暫定税率を復活させるという乱暴な方法を取るかしかないという様な状況になっている。混乱は望ましくないが4月1日から暫定税率が無くなり、ガソリン代が25円安くなる可能性がどんどん強まってくる。政府与党の民主党をなめきった対応が原因だ。

 予算や関連法案が大きく修正されるのは日本では初めての事だ!長年日本は政府が決めたら国会も地方議会も部右へならえの体制に慣れすぎてきている。今、ようやく議会本来の仕事をやれる政治状況になってきていると思って頑張る決意だ。


政府与党迷走
2008年03月18日

 この1週間あまり政府与党の国会対策は全く信じられない程的外れの事ばかりで、何を考えているのかどうしようとしているのかさっぱり訳がわからない。日銀総裁、副総裁の人事案の提案が12日なされた。武藤総裁、白川、伊藤副総裁候補と3名の提示があった。

 マスコミの報道等によれば民主党の中はかなり議論が分かれているとか、小沢代表も最終的には了解をするのではとか、勝手な観測気球が打ち上げられ続けてきた。僕の党内で聞いたり意見交換をした中では大半は武藤氏総裁就任に反対。必然的に参議院で認められない人事を19日の期限前に政府として提言してくるのは何が目的なのだろう。

 民主党が分裂すると考えているのか人事を否決したら民主党に世論の非難が集まると考えているのか、あるいは希望的観測で上手くいくかもしれないと乱暴に提出してきたのか?武藤氏の大蔵、財務官僚としての能力や実績はよく承知しているが、日銀法の改正時に財務省や政府からの独立した機関として発足させた新日銀の一番大事な人事に財務省の元次官で財務相時代は主として主計畑を歩み、金融や国際的金融について知識の少ない武藤氏を持ってきても到底受け入れられないのは当たり前の話だ。

 マスコミの政府寄りの意図的な情報操作か全くのミスリードか、民主党の担当者が党内の状況をきちんと取材していないのか?結局12日参議院でこの案件は白川氏だけ承認されて終わった。この結果を受けて、政府が国会で承認されうる名前を提出するのが当然だが、マスコミでは武藤氏の名前をもう一度だしてくるとか馬鹿馬鹿しいような観測気球が打ち上げられ続く。何を血迷って書くのか報道するのか、あるいは誰かが(政府与党の)本気でそのような愚行を考えているのか情けない。

 19日の期限ぎりぎり間に合うには17日に国会に候補名を諮らなければならないが、この間、福井総裁の暫定や武藤氏の名前がくり返し与党側から提言があったようだ。福井氏は本来一昨年から昨年の不明瞭な村上ファンド投資問題で辞職してしかるべきだったのに国会における与党の多数を頼みに居座り続けた人だ。又、その工作を見事に成し遂げたのが武藤副総裁だったのだ。そのコンビを参議院の状況が様変わりしている中でくり返し提出してくる福田内閣や自民党の執行部の判断は異常だ。   


 18日常幹の最中、政府が国会に田波総裁 候補者の提示があったという情報が入り、議長の僕から幹事長に報告依頼をした。常幹終了後から本会議までの間、多くの議員が田波さんとはどんな人なのか、どんな仕事をしていた人かと僕に聞いてきた。

 この人は本来、次官コースでは無かった人だが、武藤氏が降格人事をさせられた財務省の当時の不祥事で次官ポストに就いた人だった。彼は武藤氏よりも金融や国際金融情勢について関与した事も無く、又、理財局長をしていた為、国債発行に長く関与してきた。民主党の財金分離議論から言えば武藤氏よりももっと受け入れ難い人選だ。政府与党は一体どこを見てどのような人事提案をするのか、全く判断が違っていると憤慨に堪えない。

 僕が言うまでもなく日銀総裁のポストは重要で、現行の国際経済や金融や株価の状態から見て、空白を作ることのマイナスも民主党は承知をしている。しかしそれだからといって出来の悪い人事案件に筋を曲げて賛成することはできない。もっと良い人選をすべきだ。財務省元次官にしか日銀総裁が務まらないと言わんばかりの提言は、今の政府の無能力と発想の古さを表しており、又、財務省の評判を貶める事になる。

 今日夕刻に党内の議論を進める。党内には政府の提案通りに賛成すべきという考えの人も少し居るが全体として受け入れない結論になる。明日は定例日でない日だが本会議を開く事を了承した。そこでは否決する事になるだろう。空白が生じる責任は全て政府与党にあると言わざるを得ない。


 又、3月半ばを過ぎたが参議院の予算審議が始まったばかりで、ガソリン暫定税率の改廃の法案等の審議の見通しは全く立っていない。このままで行けば4月1日から暫定税率廃止で25円安いガソリンが出回る事になる。この状況をようやく認識したのか与党側から話し合い、修正協議等の呼びかけが報道を通じて行われている。何を寝ぼけているのだろう。

 こうなる事は3週間前以前から予想されていた。与党と政府は道路を作る事が大事だと言うばかりで民主党の発想をけなし続けてきた。ここまで来ると民主党内は話し合うような雰囲気にはない。ガソリンの暫定税率をはじめ、自動車関連税の整備等、民主党の主張が実施されるよう頑張る一手だ。


 それにしても政府与党の国会における発言や運営は全てツボを外れている。民主党の誰かに民主党の考えを聞いたり状況を知る努力をしたり全然していないのではないか。僕の知る範囲で自民党や政府筋から相談を受けたり意見を聞かれている人は誰もいない。一体、どこをどうつついて民主党は意見の幅が広すぎてよくわからないとかまとまりが無いとか、マスコミに愚痴れるのだろう。

 僕は去年の参院選後、これからの政治状況は未知との遭遇になると予言したが、当たってきた。今、自民党はこういう状況に置かれており統治能力も国民の求心力もどんどん無くなっていて、福田内閣はもたなくなってきていると言わざるを得ない。


与党予算案強行採決
2008年03月07日

 29日まで問題は色々あったが、順調に審議されてきた予算案とガソリン税も含む租税特別措置法が夕刻から夜にかけて強引に採決されるという。

 当日夕刻は知り合いのお店が40年を迎え、帝国ホテルでのパーティーに出席。有名な文壇バーで著名な作家がほとんど出席していた。

 そのあと、珍しくお見合い。僕のじゃなく知り合いの息子さんとお嬢さん。昔は随分お引き合わせをしたが、最近はお二人やお家が上手くかみ合う事が無く、ご依頼を受けてもほとんどお断りをしていた。今回、ひょんな事でタイミングが合いホテルのロビーでお引き合わせをした。

 パーティーとこのお見合いの間も国会の状況が気になり電話連絡をとり続けた。8時半すぎ、民主党が本会議等を欠席して抗議をするということが決まり、ホッとしてお若い二人と御家族とで食事に出掛けた。来週からどうなることか緊張が高まって行くことが予想される。

 土日月と地元で座談会や選対会議等で飛び回る。みんなに3月末ガソリン暫定税率等の問題で緊迫してくる状況を伝え、万々が一の解散になるかもしれないという見通しを訴えた。
 金曜日のお見合いのお二人からご連絡を頂きお付き合いを始めるとの事で思いもがけず上手くいくものだと喜んだ。

 火、水、木、金と水面下はともかく国会は両院ともまったく開かれず静かなものだ。この間、たまっている雑用や勉強会や議連の会合等で慌ただしく飛び回った。火曜日の常任幹事会でも今回の強行採決で両院議長の仲裁が飛んだという確認だけがなされ、衆議院での暴挙を与党が反省するなり、あるいは防衛省大臣の責任辞職が行われるまで動かないという空気が強かった。こういう不穏な状況の中、日銀総裁の人事で元財務省次官の武藤氏の承認を求めてくるという予測記事や、マスコミの方々の取材が引き続いた。

 日銀総裁の人事は政府が国会に提案し、これを承認、承認せずの判断を国会が下す訳だが、民主党の対応について色んな予測記事が書かれたり、批判されたりしている状況は嘆かわしい。国会で新しいルールのもと、ご当人の話を聞き質疑をするというルールが出来た以上、その話や質疑の中身で判断するのが当たり前。

 提案者でもない自民党の伊吹幹事長がとやかく民主党の対応を予測して批判をしているのがマスコミから聞こえてくるが、提案者は政府で発言するならば町村官房長官だろう。又、民主党でも幹部と称される人達が武藤氏を受け入れるとか受け入れないとか観測球を上げているが、これも全くおかしな事だ。

 マスコミに聞かれてだろうがこういう異常な国会の中で得意気に話すのはお互い慎むべきだろう。党内の空気は圧倒的に武藤氏に反対だが果たしてどんな結論になるのか、又、喧嘩の真っ只中に人事案件をぶつけてきた与党のごり押しにいかに対応するのか来週は今国会のヤマ場だ。


李 明博 新韓国大統領就任式
2008年02月26日

 24日夕刻、羽田空港へ明日のソウルでの新大統領就任式に日韓議連の副会長として出席の為。長く日韓議連に関係し、最初は朴 正煕、全 斗煥、盧 泰愚、金 泳三、金 大中、盧 武鉉大統領と韓国のリーダーがクーデターであったり、民主的な選挙で選ばれてきたが、就任式に出席するのは今回が初めてだ。

 空港で斎藤十朗前参議院議長と一緒になった。久しぶりで色々な話をした。彼とはソウルでもパーティーで一緒なったり帰りの飛行機便も一緒で、血色も良く、日韓親善協会の会長や全国社会福祉協議会の会長を務め、忙しく過ごしておられるようだった。

 ソウルに着き、夜、高木衆議院議員と山根参議院議員と一緒に日本から同じく就任式に出席の為、ソウルに来ている在日の韓国人の友人と食事をした。

 翌る日は寒く、どんよりした天気でマフラー・オーバー・手袋・カイロ等、重装備で会場の国会前広場へ向かった。歌や踊りが開会式前に繰り広げられ、昔の韓国の国会議員や現在の国会議員等色々な友人に挨拶をした。前の方には金 泳三・金 大中元大統領やライス国務長官、武大偉外務次官等の顔も見られた。

 菅代表代行や民主党の訪韓団一行とも会った。今回の民主党の訪韓団に加われという要請を鳩山幹事長から受けたが、既に日韓議連で出席を約束していたので民主党の方は断らせて頂いたと菅代表代行にお断わりをした。明日、菅代表代行は大統領に青瓦台で会うんだと嬉しそうに教えてくれた。この忙しいのに大変な厚遇ぶりだとびっくりした。

 福田総理もご夫妻で入場され、定刻、華やかに就任式がスタートした。盧 武鉉直前大統領も盛大な拍手の中で出席された。歴代前大統領が逮捕、拘禁され続けてきただけに、韓国の政界の成熟ぶりを改めて感じさせられた。

 1時間の式典の間、クライマックスの李 明博大統領のスピーチは約25分。大半が内政面でのきめ細かい分析と変化を必要としているとの熱い訴えに費やされていた。韓国社会の全ての階層で対決を緩和し、それぞれの立場で一生懸命働いて、韓国の新しい60年をスタートさせよう、自分(大統領)は公務員の先頭で、一番良く働く事を約束すると訴え、最後に飯も食えない貧困の中に育ち、苦学生、アルバイトでの生活、大企業への就職と経営者、国会議員、ソウル市長そして大統領へと夢を描いて頑張れば実現できる可能性の国、韓国をもっと発展させようと自分自身を例えに最後に一際声高く訴えたのには大変感動をおぼえたし、数万の大参加者も大きな興奮に包まれていた。

 終わって日韓議連の昼食会出席。いつも議論し合う韓日議連のメンバーに加え、去年、ソウルでお目にかかった李 相得国会副議長も出席して頂いた。李副議長は李 明博大統領のお兄さんさんで、温和な調整能力に優れた方だ。ここ数年来の日韓議連の役員会と雰囲気が様変わりし、和やかな雰囲気で終始した。僕もスピーチをし、地方参政権の問題をこの機会に片付けるべきだと申し上げた。

 席上、森会長から新大統領が各国代表と分刻みで会談をセットされている中、民主党の菅代表代行一行と中曽根元総理一行と一緒に面談されるのは極めて異例の事だ。民主党は小沢代表が22日、大統領と会談したばかりで今回、日韓議連も大統領との面談をご辞退させて頂いたのに少し外交上、異例な形でご配慮頂いたのは、李副議長のお口添えのおかげだという話があった。改めて副議長に民主党としてのお礼を申し上げておいた。

 終わって国会議事堂内での就任披露パーティーに出席した。韓国の国会議員や外交官等が数多く出席していて、華やかであった。多くの国会議員や金 守漢韓日親善協会会長、柳前駐日大使で次期外務大臣、又李副議長にもご挨拶をした。何人かの議員に次の選挙の状況を尋ねた。間違いなくハンナラ党が勝利しそうだが、経済状況が大変厳しいし、李新大統領が選挙までのひと月半、あまりに具体的な成果をあげないと意外とハンナラ党も厳しいと言う議員も何人もいた。

 日本と同じような格差や、高齢化社会の諸問題等、韓国経済も内部で抱えている問題は多種多様だ。外へ出ると大雪でびっくりした。帰路、空港へ早めに出たが大混雑ですれすれの時間で飛行機に間に合った。


 神田厚さん逝く

 昭和51年、僕と民社党で初当選同期で羽田内閣で僕より少し先に防衛庁長官に就任した神田厚元衆議院議員が逝去された。年齢は僕より一つ年上、大学は早稲田、僕は慶應と違いはあったが、同期の11人の中で2世議員同士ということもあり仲良く、又、お互い切磋琢磨で民社党、新進党と苦楽を共にした。

 平成6年羽田内閣での防衛庁長官の就任直後から身体を壊され、平成8年には小選挙区を山岡議員に譲り、比例での当選だったが身体の衰えが激しく、平成12年解散をもって引退をされた。大変人柄がよく、みんなから「あっちゃんあっちゃん」と親しみを込めて呼ばれた。それだけに選挙も強く、8期連続当選をされた。

 旧民社の同期で中野寛成さんと神田さんだけが連続当選だったが中野さんも今は落選中で本当にみんな激しい戦いの中で命がけで頑張ってきたと思う。春日一幸先生が韓国へ行かれる時は常に神田さんがおともで、僕も何度も同行した。それだけにソウルで様々な事を思い浮かべ66歳という早い死別に言いようのない寂しさを覚えた。

 27日、葬儀で弔辞をとのご依頼があった。上手くまとまるかどうかはわからないが同期を代表して、別れを告げたい。



衆参両院議長斡旋
2008年02月08日

 自民党のいわゆるガソリン暫定税率のつなぎ法案が民主党をはじめ野党の強い反対の中、衆議院の委員会に付託され強引に議決された。民主党は物理的抵抗も辞せずとこの法案の廃案に動いた。いよいよ本会議にかかるかという時に衆議院議長が動かれ、何十年ぶりかの両院議長の各党間の調停が行われ急転国会は正常化する事で各党合意した。

 どうもこの間の自民・民主両党の国対の手法はわかりにくかった。衆議院と参議院で勢力が違うからどうしても足して2で割った結論になってしまうのかもしれないが、民主党も振り上げた拳の下ろし方があまりにも簡単過ぎると感じているのは僕一人ではない。

 今週、参議院の中にあるお蕎麦屋さんに遅めの昼ご飯を食べに入ったら、江田参議院議長がおられた。江田さんに久しぶりに自社なれ合いの頃の国会の和解の文章を見た気がすると思わず言ってしまった。彼も苦笑しながらあのタイミングで出なければ衆議院本会議で議決されてしまうから(つなぎ法案のこと)と言われた。議長のブログによれば、2日程前に民主党の山岡国対委員長、鳩山幹事長が会いに行ったとの事だが、どんな相談であったのか?また参議院の民主党の国対関係者特に西岡議運委員長は承知していたのかとも心配だ。

 我々は暫定税率の廃止、与党は10年の延長という大変対照的で国民にも生活重視かこれからも道路重点で10年行くのかという大きな政策の違いを十分判断していただく絶好の提言がにわかに霞んだ気がする。党内も少しがっかりとした気分が漂っている。

 今週の常任幹事会でも山岡国対委員長が文章まで配り、長々と説明をしたがその中に修正協議についてという項目があったり、K議員がこれに関連した発言の中で、今後の修正の話し合いについてという発言もあったので、僕は議長だがあえて発言し、民主党の方針はあくまで暫定税率の廃止を目指すという事だろうと釘をさした。

 3月末まで、まだまだ何があるかわからない。国会であるいは日本各地で民主党の税制改革、特に自動車税全般の整理、合理化、それに伴う財政や地方自治体の財源の確保等、徹底的に政策に自信を持って議論をし、世論の圧倒的な理解を保つべきだ。

 今回の両議長裁定は、我が党出身の江田参議院議長がご苦労された以上、受けざるを得なかったし、また、つなぎ法案という日本の民主主義を破壊するような邪法を撤回させた事で一定の成果はあった事は間違いないが、役員会で小沢代表が皆がそれでいいのならいいよと言ったと伝えられているのには複雑な心境が隠されていると思っている。


 日銀総裁人事

 何人ものマスコミの人や党内の議員が日銀総裁人事について小沢代表が何を考えておられるのか、あるいは一部に報じられているように財務省出身者も場合によっては容認されるのではないかという事に対し、僕が小沢代表から何か聞いていないかとか色んな問い合わせが続いている。

 今週の常任幹事会でも岡田副代表からこの件で党は何か方針を決めているのかという問いが発せられた。山岡国対委員長はいつもの癖で長々と答えていたが、要は何も決まっていないし、また、政府与党からも何も言って来ていないと返答していた。

 今日7日、昼から与野党国対でこの件についての話し合いがあるという話が午前中の会合で出た。日銀総裁の承認案件は国会にとって人事案件の中で最も重要な一つである。また、サブプライムローン・株価低落等で大きな不安が日本経済の先行きに立ちはだかっている現在、民主党も真剣にデリケートに議論を重ね、どういう方なら承認し、また、しないのかそろそろ腹を固め始めなければならない。

 党内の今の空気やみんなの議論を聞いていると圧倒的に財務省出身の総裁は拒否すべきだとの声が強い。今日、与党がどういう話し合いを持とうとしているのか、どんな提案をするのかわからないが、妙な国対政治の復活に繋がるようなやり方だけはやめた方がいい。

 今の総裁が投資問題で非難され責任も取らず居座り続、また、金利を上げるタイミングをいっし、超低金利制度の中で1千500兆円の国民の金融資産が少しも増えない状況を10年近く是認し続けた責任は重たい。

 難しい世界と日本の経済状況の中、金融政策に本当に相応しい人を政府が推薦してくるのか本当に注目して待ちたい。


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